教育年報1976年(S51)-055/309page
(3) 高校教育の振興と施設設備の充実について
(4) 勤務条件の改善について
5 昭和51年8月12日 高教組
○ 交渉内容
(1) 教職員の給与の改善について
(2) 主任制度に関する諸問題
6 昭和51年11月5日 県教組
○ 交渉内容
(1) 通勤手当の増額について
(2) 1号下位切り下げの復元について
(3) 昭46年初任給引き上げによる間引き是正について
7 昭和51年11月15日 高教組
○ 交渉内容
(1) 教職員の給与の改善について
(2) 教育予算の増額・充実について
8 昭和51年11月19日 県立高教組
○ 交渉内容
(1) 人事委員会勧告の早期支払いについて
(2) 通勤手当・住宅手当の改善について
(3) 1号下位切り下げの回復について
(4) 主任手当の支給の問題について
(5) 事務職員と教職員の賃金格差の是正について
9 昭和51年11月30日県教組
○ 交渉内容
(1) 事務職員の昇格基準の改善について
(2) 人確法による教員との賃金格差の是正について
(3) 中途採用者の前歴換算の是正について
10 昭和52年2月16日 県立高教組
○ 交渉内容
(1) インターハイ開催に伴う教職員の勤務条件の向上につ
いて
第11節 訴訟事件
昭和52年3月31日現在、県教育委員会関係の争訟事件は、
訴訟事件として裁判所に係属中のもの7件、県人事委員会に
不利益処分審査請求事件として係属中のもの6件、計13件で
ある。
現在係属中の訴訟事件、不利益処分審査請求事件の概要及
び進行状況は以下のとおりである。
なお、昭和51年度における新規事案は2件であり、解決し
た事案はない。
1 訴訟事件の概要及び進行状況等
番号 事 件 名 事 件 の 概 要 進 行 状 況 等 1 懲戒処分取消請求事件
(福島地裁昭和34年行第2号)昭和33年9月15日、同10月28日、同11月26日教職員に対する勤 口 頭 弁 論 中 務評定実施に反対するため県下において多数の教職員か上司の 許可なく職場を放棄し、そのため多数の学校において正常な運営が 阻害され非常な混乱が生じた。当教育委員会としては、このよう な行為は地方公務員法に違反するものとして、当時の県教員組合 執行委員に対し懲戒処分を行ったが、加藤林外27名はこれを不服 として、昭和34年1月20日福島地方裁判所に訴えの提起をなした ものであるが、昭和47年9月19日白岩正吉を除いて訴えの取下げ がなされた。 2 懲戒処分取消請求事件
(福島地裁昭和36年行第9号)昭和34年7月29日県立会津工業高等学校において県教育委員会 口 頭 弁 論 中 主催の中学校の技術家庭研究協議会が開催された際、当時県教組 両沼支部書記長白岩正吉外約30名が会場に侵入し妨害した。…(イ) 昭和34年8月13日から16日までの3日間、上記白岩正吉が8月 14日から16日まで開催された県教育委員会主催の昭和34年度小学 校教育課程研究協議会について話し合いを求め、そのまま数度に わたる退去要請にかかわらず、県教委両沼出張所会議室にすわり こみ、同出張所の正常な運営を阻害した。……………………(ロ) 昭和34年10月6日から9日までの13日間飯坂町で開催された 東北北海道地区中学校教育課程研究協議会を阻止するため、県教 組の指令のもとに県下教職員(他労組、県教組のものを含む約300余 名)が動員され妨害行動に参加した。また一部教職員はこの妨害 行動に参加するため上司の許可なく無断で職場を離脱した。…の 昭和34年9月8日、同11月27日、同12月10日の3回にわたり、 勤務評定反対のための措置要求と称し、県下において多数の教職 員が職場を離脱し、そのため多くの学校において正常な運営が阻 害された。……………………………………………………………(ニ) 上述(イ)(ロ)(ハ)(ニ)の四つの行為は全体の奉仕者たる教育公務員とし ての服務に違反するものであるとして、昭和34年12月末当時県教