教育年報1976年(S51)-126/309page
深め、教職員の指導力の向上を図るため、小・中学校では教
育研究協議会を実施した。
〔義務教育課〕
1 小学校教育研究協議会
(1) 目 的
小学校教育において、当面する教育課程実施上の諸問題
について組織的な研究を行い、その結果をもとに研究協議
し、小学校教育の充実を図るとともに、教職員の指導力の
向上に資する。
(2) 主 催
福島県教育委員会 福島県小学校教育研究会
(3) 期日・会場
地区研究協議会 7月23日〜28日のうち1日
県内16会場 (別表1)
県研究協議会 10月5日〜6日
4方部 12会場 (別表2)
(4) 参 加 者 国・公・私立の小学校教員
(5) 指導・助言者
指導主事・指導委員・校長、教頭・教諭等
(6) 研 究 主 題
1) 国 語
文章を正しく味わい深く読みとらせるために、書く活
動をどう取り入れたらよいか。
2) 社 会
児童や地域の実態に即った学習指導を展開するために
教材の精選と指導の重点化をどのようにしたらよいか。
3) 算 数
日常の事象を数理的にとらえ、筋道をたてて考える能
力や態度を育てる指導は、どのようにすればよいか。
一数理的な用語や記号の指導を中心に一
4) 理 科
児童が自ら問題をもち、解決していく学習指導をどの
ように計画し、指導すればよいか。
5) 音 楽
楽しさ、確かさの中に、美しさを求める音楽指導
一基礎的諸能力を高めながら一
6) 図画工作
描く力、作る力をつける指導はどうあればよいか。
7) 家 庭
食物領域における実践的態を育てるための効果的な指
導はどのようにすればよいか。
8) 体 育
一人一人の体力を高めるため、運動の特性をとらえた
学習指導は、いかにあるべきか。
9) 道 徳
ねらいにせまる指導過程の構成は、どのようにすれば
よいか。 一指導の内面化をめざし一
10) 特別活動
学校行事における児童の自主的な参加意欲を高めるた
めの指導は、どうしたらよいか。
学級指導を効果的にするための、資料の作成と活用を
どうしたらよいか。
11) 教育評価
学習過程における評価と、児童の自己の確かめをどう
設定したらよいか。
12) 視聴覚教育
豊かな人間性の育成をめざす、学習指導の効率を高め
るために、視聴覚教材、教育機器を活用した授業をどう
組織したらよいか。
(7) 参 加 者 数
1) 地区研究協議会 (別表1)
2) 県研究協議会 (別表2)
2 中学校教育研究協議会
(1) 目 的
中学校教育における当面する教育課程実施上の諸問題に
ついて、組織的な研究を行い、その結果をもとに研究協議
し、中学校教育の充実を図るとともに、教職員の指導力の
向上に資する
(2) 主 催
福島県教育委員会 福島県中学校教育研究会
(3) 期日・会場
1) 地区研究協議会 8月中旬 1日間 16会場
2) 県研究協議会 10月26日〜27日2日間
県中・県南地区 9会場
(4) 参 加 者 国・公・私立の中学校教員
(5) 指導助言者
指導主事、指導委員、校長、教頭、教諭等
(6) 研究主題
1) 国 語
国語科の本質にねざした「読むこと」の指導をどのよ
うにしたらよいか。
○ 文学的文章の読解指導のあり方
2) 社 会
社会科において資料活用能力を伸ばす指導をどうすれ
ばよいか。
○ 資料活用能力を伸ばす指導の方法と実践
3) 数 学
事象を数理的にとらえる能力と態度を伸ばす指導は、
どのようにしたらよいか。
○ 確率・統計・関数の領域で事象を数理的にとらえさ
せる指導のあり方
4) 理 科
科学的な自然観を育成するために、基本的な科学概念
をどのように指導したらよいか。
○ 基本的な科学概念の理解を図る指導のあり方
5) 音 楽
音楽の基礎的能力を高め、楽しく意欲的に学習させる
ためにはどのように指導したらよいか。
○ 基礎的諸能力を育てるための指導法
6) 美 術
表現活動をより豊かにするために、造形上での主題性
をどう高めたらよいか。