教育年報1976年(S51)-125/309page
県立学校新採用教員に対し、服務、教育課程及び生徒
指導について研修を行い、教育公務員として必要な知識
を得させる。
2) 主 催 福島県教育委員会
3) 期日・会場
第一次 4月26日(月)〜4月28日(水)
福島県教育センター
第二次 7月21日(水)〜7月23日(金)
国立磐梯青年の家
第三次 8月23日(月)〜8月25日(水)
県北地区、福島中央高等学校
8月18日(水)〜8月20日(金)
県中南地区、郡山女子高等学校
8月23日(月)〜8月25日(水)
会津地区、若松女子高等学校
いわき地区、磐城女子高等学校
相双地区、相馬農業高等学校
第四次 12月13日(月)〜12月16日(木)
福島県教育センター
県立福島高等学校
県立福島女子高等学校
県立福島商業高等学校
県立福島工業高等学校
県立福島西女子高等学校
4) 対 象
昭和51年度県立学校新採用教員 78名
5) 内 容
ア 講 演
「これからの教育について」
横浜国立大学教育学部教授 加藤安雄
「新採用教員に望む」
福島県教育庁高等学校教育課長
高橋幸一
イ 講義並びに研修題
県立学校の概要
教育課程と学習指導要領
効果的学習指導の条件
教職員の福利厚生について
生徒指導上の諸問題
教職員の服務と勤務
高校教育の課題
教員と教職員団体
学習形態と指導技術
進路指導のあり方
教育評価について
教師とその課題
特殊教育について
先輩教師からの提言(先輩教師と語る)
授業参観と授業研究
ロングホームルームの指導
本年度は、講義や講演ばかりでなく、実践的な研修とす
るため、会場を福島市内各高校に移し、実際の授業を参観
し、各会場の教員も加わって授業研究を行った。これは非
常に効果的であった。
4 教職員研究奨励
(1) 小・中学校教職員から教育実践に関する研究論文を募集
し、教職員の自主的な研究を推奨することによって、研修
意欲の高揚や専門性の向上に資し、もって本県教育の振興
を図る。
(2) 主 催 福島県教育委員会
(3) 応募資格 福島県公立小・中学校教員
(4) 応募方法
1) 研究論文と実践記録とする。
2) 学校(学級)経営、学習指導、生徒指導、特殊教育、
へき地教育等について、日常実践研究した内容であるこ
と。
(5) 応 募 数 研究論文28編実践記録69編
(6) 審 査 員
郡山女子大学短期大学部教授 長谷川寿郎
学校法人福島工業高等学校長 栗原喜蔵
福島大学教育学部教授 大沢貞一郎
福島大学教育学部教授 蜂谷剛
(7) 入 選 者
ア 特 選 者
氏名 学校名・職名 吉岡栄一 いわき市立平第一小学校教諭 国分長次 安達郡本宮町立本宮第二中学校教諭 坂本キヨ子 郡山市立金透小学校教諭 矢部フミ 喜多方市立喜多方養護学校教諭
イ 佳 作
氏名 学校名・職名 根本英雄 南会津郡田島町立田島中学校教諭 松本英夫 安達郡安達町立油井小学校教諭 佐藤嘉之 安達郡東和町立針道中学校教諭 斎藤哲夫 西白河郡表郷村立表郷第一小学校教頭 若松千代子 いわき市立小名浜第二小学校教諭 佐藤紀子 耶麻郡西会津町立野沢小学校教諭 宇野早智子 河沼郡会津坂下町立坂下小学校養護教諭 矢内千秋 相馬郡小高町立小高小学校教諭 今泉清司 福島市立渡利中学校教諭 穂積清子 安達郡本宮町立本宮小学校教諭
(8) 表 彰
西庁舎教育長室において、特選者の表彰式を挙行し賞状
並びに記念品を授与した。
第3節 教育課程
教育課程は、小・中・高等学校とも完全に実施され、学習
指導要領の趣旨についても、その徹底が図られた。
なお、教育課程実施に伴う指導上の諸問題について研究を