教育年報1976年(S51)-132/309page
高等学校教育課 各教科担当指導主事
演題 「学習指導のシステム化」
一フローチャートによる学習指導一
各教科とも、現代化にふさわしい授業展開であり、教科
分科会の研究も例年になく深められ、全体会における講演
も、現場の課題にこたえるものであったので本事業の課題
にせまることができ効果的であった。
2 各種研究指定校
(1) 文部省指定
1) 研究開発学校
○ 学 校 名 福島県立相馬女子高等学校
○ 指定期間 昭和51年度から55年度までの4か年間
○ 研究主題 高等学校において、生徒の多様な能力・
適性、進路志望等に対応した学習を図
るため、単位制の徹底と、履習方法の
弾力化を可能にする教育課程の研究開
発。
2) 高等学校生徒指導研究推進校
○ 学 校 名 福島県立白河女子高等学校
○ 指定期間 昭和50・51年度の2か年間
○ 研究主題 意義ある高校生活 学校生活に親し
みを持たせ、学習意欲を高めるにはど
のようにしたらよいか。
(2) 福島県教育委員会指定
1) 目 的
県立学校における各教科の学習指導、進路指導、生徒
指導、特殊教育、教育機器の活用等に関する実践的な研
究を行い、その成果をひろく県内各県立学校等に普及さ
せ、本県県立学校における教育諸活動の充実向上に資す
ることを目的とする。
研究分野 学 校 名 研 究 主 題 研究期間 教科指導 (数学) 県立双葉高校 数1関数と数2B微分積分
を関連させた効果的な指導
法について50〜51年度 生徒指導 県立若松商業高校 余暇行動の指導はどうある
べきか〃 県立平商業高校 本校生の生活実態とその指導
―とくに基本的生活習慣
の確立について―〃
第5節 道徳教育・生徒指導
1 道 徳 教 育
各学校並びに関係機関の努力によって、学校の全教育活動
をとおして行われる道徳教育及び道徳の時間の指導が充実の
度を加えつつある。
また、昨50年度より実施された、文部省指定道徳教育協同
研究推進校の発表会が両地域で行われ、新方式により小・中
の一貫性や、地域との関連を図った実践研究の成果を発表し
本県道徳教育の推進に多大の貢献をした。
(1) 小学校教育研究会道徳部会
1) 研究主題
「ねらいにせまる指導過程の構成は、どのようにすれ
ばよいか」
2) 主 催
県教育委員会、県小学校教育研究会、関係市町村教育
委員会
3) 会 場
地区 各地区ごとに設定(16会場)
県 保原町立上保原小学校
4) 期 日
地区 各地区ごとに実施
県 昭和51年10月5日〜6日
(2) 中学校教育研究会道徳部会
1) 研究主題
「豊かな人間形成を図るための道徳教育はどのように
すればよいか」
2) 主 催
県教育委員会、県中学校教育研究会、関係市町村教育
委員会
3) 会 場
地区 各地区ごとに設定(16会場)
県 郡山市立小原田中学校
4) 期 日
地区 各地区ごとに実施
県 昭和51年10月26日〜27日
(3) 昭和51年度道徳教育講習会
1) 趣 旨
小学校、中学校における道徳教育の充実、指導の徹底
を期するため、道徳教育における基本的な問題及び指導
上の諸問題を解明し、教職員の資質の向上を図る。
2) 主 催
文部省、県教育委員会
3) 主 題
○ 道徳教育の全体計画の必要性
○ 道徳の年間指導計画の改善
○ 道徳の指導過程と指導方法
○ 資料の選択、収集、整備と活用
○ その他、地区の実情に即した主題
4) 会 場
県内16地区ごとに設定
5) 期 日
各地区ごとに実施、期間は3日間
6) 参加者数
小学校 567名
中学校 261名
(4) 道徳教育研究学校
1) 協同研究推進校(文部省指定)