教育年報1976年(S51)-148/309page
教 科 学 校 名 職業 氏名 派 遣 先 期 間 研 修 内 容 家庭 福島県立安積高等学校御館分校 教諭 千葉永江 福島県衛生公害研究所 8月2日(月)〜
8月7日(土)食品添加物の分析
及び細菌培養に関
する実験〃 須賀川高等学校 教諭 菅野節子 〃 須賀川女子高等学校 教諭 松本史子 〃 岩瀬農業高等学校 教諭 山県アサ子 〃 磐城農業高等学校 教諭 中町孝子 〃 四倉高等学校 教諭 大和田憲子 〃 浪江高等学校 教諭 横山孝子 〃 湖南高等学校 教諭 鈴木敏子 ジャノメミシン工業株式会社 7月26日(月)〜
7月31日(土)縫製に関する実験・実習 〃 会津農林高等学校 教諭 阿部弘美 〃 只見高等学校 教諭 小林珠枝 〃 四倉高等学校 教諭 山田英子
(2) 県主催の研究講座とその内容
昭和51年度産業教育現代化講習会
ア 目 的
本県産業教育の現状を分析し、将来の方向をみいだ
し、当面する諸問題について、研究協議し、産業教育
の現代化を図るとともに、関係教員の指導力の向上に
資する。
イ 期日・会場・参加人員
期 日 昭和51年11月4日(木)〜11月6日(土)
会 場 福島県教育センター
参加人員 農業11人 工業15人 商業24人
家庭19人 計69人
ウ 研究主題
「実験・実習指導の改善」
エ 講師、助言者
東京工業大学工学部教授 末武国弘
蛇の目ミシン工業株式会社専任講師
滝沢龍子
福島県教育センター指導主事 金沢義夫
〃 〃 桜井正一
〃 〃 佐藤清子
〃 〃 平山宏
〃 〃 桜井操
福島県立福島商業高等学校教頭 武田十四男
福島県立福島農蚕高等学校教諭 富田三男
福島県立喜多方工業高等学校教諭 青津直
福島県教育庁高等学校教育課担当指導主事
第11節 定時制・通信制教育
後期中等教育の機会を広く勤労青少年に与えるための定時
制・通信制教育は、近年そのあり方について検討・改善が加
えられつつある。
すなわち、全日制高校への進学率は毎年上昇しているが、
定時制への進学は減少の一途をたどっており、更に都市部の
夜間高校に集中する傾向が見られる。また、通信教育は、独
特の教育形態をもっているため、単に高等学校教育の領域か
らだけでなく、生がい教育の観点からも見直されつつある。
このような実態をふまえ、ここに学ぶ必要のある勤労青少
年や成人のために、定通教育を担当する教員が教育内容や教
育方法を研究し、その資質の向上を図るため次の事業を行っ
た。
1 高等学校定時制・通信制教育研修会
(1) 目 的
定時制・通信制教育の諸問題について研究協議を行い、
担当教員の資質の向上をめざし、定通教育の充実を図る。
(2) 期 日 昭和51年5月17日(月)〜5月19日(木)
(3) 会 場 福島県教育センター
(4) 講師・講演題
「思春期の精神障害」
福島県精神衛生センター所長 上野文弥
(5) 分科会・研究内容
第1分科会
1) 定時制高校においては、最近特に生徒数の減少によ
り小規模化が進んでいる。これらの学校においては、
教科指導等学校学級経営上、いろいろ困難な問題をか
かえて試行錯誤している実態をもとに、望ましい方策
について研究協議した。
2) 生徒の減少、能力の低下、意識の多様化、地域性等
学校それぞれに差もあるが、実態をふまえての指導法
教材の精選の問題を研究協議した。
3) 欠席、遅刻、早退等も含めて、基本的生活習慣の形
成されていない面が多く、その指導は難しいが、実践
例をとおして問題の所在を探り、その対策を研究協議
した。
第2分科会
1) 夜間定時制高校においては、特に校外の生活指導に
は手の届かない部分が多いが、問題点を見直し、どの
ような方法が効果的であるが、実践例をもとに研究協
議した。