教育年報1976年(S51)-149/309page
2) ホームルーム活動は、活気に満ちて行われること
が望まれているが、その計画や運営には問題を多く
かかえ、目標にほど遠い場合が少くない。また必修
クラブ活動も定着するにつれ、特に最近は顧問の指
導技術に対する要請が多く、教員構成、財源、講師
等の面で問題となってきている。各学校の実情に照
らしながら研究協議した。
3) 財政的な問題等のため、修学指導事業は全県的に
は実施されていない。しかし学校独自で実施し、又
は実施しようと考えているところもある。すでに実
施した学校の実態と反省とにより、今後のあり方に
ついて研究協議した。
2 第25回東北地区高等学校定時制・
通信制教育振興会総会並びに第28回
東北地区高等学校定時制・通信制教
育研究協議会
(1) 趣 旨
高等学校定時制・通信制教育における現状及び将来の諸
問題について研究協議を重ね、東北各県相互の理解を深め
るとともに、今後の振興を図る。
(2) 期 日 昭和51年6月22日(火)〜6月24日(木)
(3) 会 場 仙台市 「仙台市民会館」
(4) 参加人員 約450名
(5) 部会及び分科会
1) 管理運営部会 (第1分科会)
2) 学習指導部会 (第2分科会)
3) 生徒指導部会 (第3分科会)
4) 各教科以外の教育活動部会(第4分科会)
5) 通信制部会(第5分科会)
なお、本県における定通教育の現況について、高等学
校教育課指導主事鈴木利明が説明を行い、また
福島県立須賀川第二高等学校教諭小針衛が「校外における生活指
導について」研究発表を行った。
3 全国高等学校定時制・通信制教育
研究協議会
(1) 目 的
高等学校の定時制通信制教育の今後の在り方及び具体的
改善策等についで研究協議を行い、もって今後の定時制通
信制教育の振興に資する。
(2) 主 催 文部省
(3) 期 日 昭和51年9月9日(木)〜9月10日(金)
(4) 会 場 国立教育会館
(5) 部会及び研究協議題・出席者
定時制部会
定時制教育の今後の在り方及び具体的改善策等につき
主に次の点について研究協議を行った。
1) 教育内容について
ア 卒業に必要な各教科・科目の修得総単位数
イ 1単位当たりの年間授業時数
ウ 必修教科・科目とその単位数
エ 勤労にかかわる体験的学習
オ 単位制と学年制
カ 大検科目等の単位の認定
2) 修業年限について
3) 生がい教育的観点の導入について
4) 他の教育施設との連携について
5) 課程間の連関について
6) その他
福島県立福島工業高等学校教頭 大和田寅弥
通信制部会
通信制教育の今後の在り方及び具体的改善策等につき
主に次の点について研究協議を行った。
1) 教育内容について
ア 卒業に必要な・各教科・科目の修得総単位数
イ 1単位当たりの年間授業時数
ウ 必修教科・科目とその単位数
エ 添削指導及び面接指導
オ 勤労にかかわる体験的学習
カ 大検科目等の単位の認定
2) 修業年限について
3) 生がい教育的観点の導入について
4) 他の教育施設との連携について
5) 課程間の連関について
6) その他
福島県立福島中央高等学校教頭 斎藤信夫
4 第31回東北・北海道地区高等学校
通信制教育研究総会並びに研究協議
会
(1) 趣 旨
高等学校通信教育について東北・北海道地区の実施校相
互の理解と認識を深め、現在及び将来における種々の問題
について研究協議を行い、今後の発展の一助とする。
(2) 主 催
東北・北海道地区高等学校通信制教育研究会
山形県教育委員会
(3) 期 日 昭和51年10月7日(木)〜10月8日(金)
(4) 会 場 羽黒国民休暇村 (山形県東田川郡羽黒町)
(5) 部会及び研究協議題
第1分科会 (管理運営)
1) 今後の通信教育はどうあればよいか。
2) 規制学習の問題点とその対策、特に規制におくれた
生徒の指導。
第2分科会 (生徒指導)
1) 生徒の校外指導はどうあればよいか。
2) 生徒会行事のあり方と持ち方はどうあればよいか。
3) 合宿スクーリングについて。
第3分科会 (地理)
1) 生徒の実態に基づく社会(地理)の指導はどうあれ
ばよいか。