教育年報1976年(S51)-210/309page
区分 月日 地域 講師 見 学 対 象 会津 10月26日 県南 田中正能 観音山磨崖供養塔婆群、横穴古墳(泉崎)、泉崎中央公民館、
戊辰戦争会津藩士墓地、南湖公園、白河関、旧白川城跡南会津 8月22日 会津 室井康弘 熊野神社、恵隆寺、隆興寺、願成寺、勝常寺 相双 9月22日 県北 秋山政一
冨田晴夫信夫文知摺観音、大蔵寺、満願寺、陽泉寺 いわき 9月6日 相双 松本敬信
西徹雄中村城跡(中村神社)、田代駒焼、万葉公園、原町市公民館、
小高城跡(小高神社)、大悲山薬師、清戸迫横穴
4)文化財指導者講習会
ア 目 的
文化財に関する知識の普及と愛護精神の高揚を図るた
め、文化財保護について指導的立場にある関係者の参集
を求めて、文化財に関する専門的立場について講習を行
い、布町村における文化財保護行政の進展を図った。
イ 主 催
県教育委員会、須賀川市教育委員会
ウ 期 日
昭和51年5月18日(火)〜19日(水)
エ 会 場
須賀川市中央公民館
オ 参加者
文化財保護行政を担当する市町村職員、市町村の文
化財調査委員又はこれに準ずる者、小・中・高等学校
の教員、文化財保存団体の関係者約240名
(ア) 講 演
「絵馬の歴史について」
奈良国立博物館学芸課工芸室長 河田貞
(イ) 講 義
「福島県の民俗文化財について」
東北学院大学教授 岩崎敏夫
「福島県内の主要遺跡について」
県教育庁文化課 目黒吉明
「発掘調査の計画とその実施について」
県教育庁文化課 木本元治
(ウ) 研究協議
(ア) 法改正と文化財保護について
司 会 飯野町教育委員会 佐々木十志春
〃 会津坂下町教育委員会 永山久二
事例発表 二本松市教育委員会 青山秀哉
〃 福島市教育委員会 柴田俊彰
(イ) 民俗文化財・有形文化財の保護について
司 会 会津高田町教育委員会 辺見質郎
事例発表 船引町教育委員会 佐藤春男
(ウ) 全体会
司 会 楢葉町教育委員会 松本松寿
(エ) 現地研修
須賀川の牡丹園、須賀川一里塚、米山寺経塚、
蝦夷穴古墳、西川の太郎マツ、
双式浮彫阿弥陀三尊供養石塔
5) 文化財愛護モデル地域活動
文化庁では、全国的に文化財愛護モデル地域を指定し、
文化財愛護地域活動の普及を図っている。本県では
会津坂下町が本年度指定を受け、地域に即応した活動を展開
した。
ア 文化財学習活動
小年文化財教室、文化財講座、文化財めぐり
イ 学校における文化財学習等
町内の中学校、高等学校においてクラブ活動の中に
文化財の調査、研究活動をとり入れた。
ウ 各種団体による実践活動
町内にある文化財保存団体等が中心となり、講演会、
展示会、発表会等を実施した。
エ 広報活動
町広報紙を活用し、文化財の普及並びに愛護思想の
高揚を図った。
オ その他
文化財防火訓練、防火施設等の点検、管理状況査察、
所有者等への指導を実施した。
6) 文化財防火デー
毎年1月26日を文化財防火デーと定めているが、県内
各消防署等の協力を得て、次の市町村で防火訓練、防火
診断、査察を行うとともに、県教育委員会においても、
広報媒体の活用により文化財の防火に対するけいもうを
行った。
福島市、保原町、飯野町、桑折町、国見町、二本松市、
本宮町、東和町、岩代町、郡山市、須賀川市、常葉町、
船引町、小野町、天栄村、白河市、棚倉町、喜多方市、
会津坂下町、会津高田町、河東村、柳津町、山都町、
磐梯町、田島町、下郷町、舘岩村、伊南村、桧枝岐村、
南郷村、只見町、いわき市
計 32市町村(実施報告のあった市町村を掲載)