教育年報1976年（S51）-242/309page

　5　児童・生徒の健康管理

(1)　要保護、準要保護児童、生徒援助費補助(医療費)

　　要保護、準要保護児童、生徒のうち学校病に罹患してい

　る者についての治療を下記の通り実施した。

　1)　県立学校分

学校名／区別	要保護	準要保護	疾病名	冶療費
福島盲学校	0人	2人	う　　歯	5,925円
福島聾学校	0	4	〃	9,423
須賀川養護学校	10	12	〃	57,841

　2)　市町村立学校分

治療者延数	所要医療費総額	補助金決定額
7,344人	13,924,054	6,607,100

(2)　小・中学校児童・生徒健康増進特別事業費補助

　　児童・生徒の健康を増進するとともに、豊かな人間性を

　養うことから学校環境緑化促進事業を次の通り実施した。

1)　学校環境緑化促進事業

補　助　校　数	事　業　費	補　助　率	補　助　金
5校	円		円
	3,696,600	1/3	1,206,500

　6　へき地学校の保健管理

(1)　へき地学校保健管理費補助

　　医療機関等から遠隔地にあるへき地学校において、健康

　診断、健康相談並びに環境衛生検査を実施し、児童・生徒

　の健康管理、学校環境衛生の改善に努めた。

飯舘村	事業費	補助金
	683,000円	341,500円

　7　交通安全指導

　学校における交通・安全指導の徹底を図り、交通事故の絶

滅を期するため、交通安全指導教具の購入に要する経費につ

いて補助を行い、その整備充実に努めた。

(1)　交通安全指導教具整備費補助金

福島市他4市町村	総経費	補助金
10組	2,100,000	1,050,000

8　教職員の結核健康診断結果

学校別 指導区分	小学校 (8,087人)	中学校 (4,692人)	高等学校 (408人)	特殊学校 (408人)	教育事務所 (383人)	計 (18,484人)
A1	1		1			2
B2			1			1
C2	3		3			6
D2	9	4	ll		2	26
D3	84	56	48	5	17	210
計	97	60	64	5	19	245
備考率	182	1.2	1.3	1.2	0.4	1.3

(　　)内は教職員数

9　教職員成人病検診結果

小中学校

性別／区分	(A)該当数	(B)受　検　者		(C)要精密検査者
	40歳以上 　　人	人　数	%　B/A	人　数	%　C/B
男	5,590	4,848	86.7	1,357	27.9
女	3,400	2,876	84.6	484	16.8
計	8,990	7,724	85.9	1,841	23.8

高等学校

性別／区分	(A)該当数	(B)受　検　者		(C)要精密検査者
	40歳以上 　　人	人　数	%　B/A	人　数	%　C/B
男	2,262	1,984	87.7	594	29.9
女	381	329	86.4	49	14.9
計	2,643	2,313	87.5	643	27.8

10　疾病別分類による

休職者　(昭和51年度)

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　職員数(19,503人)

分　　　類／項　　　目	人数	構成率 (%)	全職員に 対する割合(%)
精神・神経疾患	12	15.39	0.06
胃腸その他消化器疾患	14	17.94	0.07
脳・高血圧・心臓疾患	10	12.82	0.05
呼吸器疾患(除く結核)	1	1.28	0.01
肝・腎疾患	8	10.26	0.04
外科的疾患	9	11.54	0.05
悪性しゅよう	6	7.69	0.03
婦人科疾患	6	7.69	0.03
その他の疾患	12	15.39	0.06
計	78	100.00	0.04

第6節　学校安全会

　1　加　入　状　況

　昭和51年度の加入児童・生徒等の数は430,517名で、前年

度に比し2,227名の減少を見た。これは義務教育諸学校にお

いて4,763名減少したが、非義務教育諸学校の学校等におい

て2,536名増加したためである。

　また、加入率は、義務教育諸学校及び高等学校全日制並び

に公立幼稚園、保育所では長期欠席者等を除き、全員加入し

ているが、高等学校定時制では98.9%、私立幼稚園では97.9%、

私立保育所では90%と、それぞれ若干の未加入者がある。