教育年報1977年(S52)-142/357page
先輩教師からの提言(先輩教師と語る)
授業参観と授業研究
ロングホームルームの指導
昨年に引き続き本年度も、講義や講演ばかりでなく、
実践的な研修とするため、会場を県北の各高校に移し、
実際の授業を参観し、会場校の教員も加わって授業研究
を行った。これは非常に効果的であった。また、先輩教
員と後輩教員との心の交流も図られ人間的なふれあいの
面でもよかったと思う。
(12)県立学校教職経験者研修会
1) 目 的
県立学校の教職5年経験の教員に対し、学校における
学習指導、生徒指導並びに教職員の服務、勤務等につい
て具体的な研修を行い、その資質の向上を図る。
2) 主 催
福島県教育委員会
3) 期日、会場
昭和52年7月25日(月)〜7月30日(土)
2班に分けて実施 福島県教育センター
4) 対 象
県立学校教員として新規に採用されてから5年経過の
教員(昭和47年度内に新規採用となった教員)全員
5) 研修内容
ア 講 演
「現代におけるものの考え方」
宮城教育大学教援 村瀬隆二
イ 議 義
「教育の専門性について」
高等学校教育課長 高橋幸一
「生徒指導における懲戒について」
高等学校教育課主幹 新妻光信
「教育課程の編成と展開」
主任指導主事 小松原格
「学校事故と教員の責任」
主任管理主事 金沢英夫
「授業の改善」
指導主事 吉田弥
「進路指導の課題」
指導主事 鈴木悦郎
「教育評価について」
指導主事 山川進一
「生徒指導の諸問題」
指導主事 佐川六郎
ウ 研究協議
学級経営、教育相談
エ 分 科 会
各教科ごとに学習指導上の諸問題について
(13)県立学校教務主任会議
1) 目 的
教務にかかわる重要課題について研究協議等を行い、
その資質の向上を図るとともに適正な教務の運営を期す
る。
2) 主 催 福島県教育委員会
3) 期 日 11月24日(木)〜11月25日(金)
4) 会 場 福島県教育センター
5) 参 加 者 県立学校教務主任 107名
6) 内 容
ア 諸連絡並びに説明
イ 質疑応答
ウ 研究協議分科会
・校内研修の組織と運営を効果的にするには、どのよ
うにすればよいか。
・教育課程の編成と実施にあたって、どのような検討
改善を加えたらよいか。
・各教科以外の教育活動(特に学校行事)の指導を充
実するには、どのように計画し、実施したらよいか。
・単位認定、学業不振生徒の指導等、教務にかかわる
実務をどのように行ったらよいか。
4 内 地 留 学
(1)目 的
公立小・中・養護学校教員に対し、学校教育に関する専
門的知識並びに技能を習得させ、本県教育の推進に貢献で
きる者を養成する。
(2)研修機関 東京教育大学
(3)研修期間・研修生
ア 前 期 昭和52年4月1日〜昭和52年9月30日
相馬郡鹿島町立上真野中学校教諭 安良紀男
いわき市勿来第一中学校教諭 蛭田俊秀
東白川郡塙町立塙中学校教諭 和知賢示
イ 後 期 昭和52年10月1日〜昭和53年3月31日
郡山市立安積第二小学校教諭 遠藤久夫
会津若松市立謹教小学校教諭 長嶺寿夫
二本松市立二本松第二中学校教諭 伊東博
(4)研修内容教育相談
5 教職員研究奨励
(1)公立小・中・養護学校教職員から教育実践に関する研究
論文を募集し、教職員の自主的な研究を推奨することによ
って、研修意欲の高場や専門性の向上に資し、もって本県
教育の振興を図る。
(2)主 催 福島県教育委員会
(3)応募資格 公立小・中・養護学校教員
(4)応募方法
1) 研究論文と実践記録とする。
2) 学校・学級経営、学習指導、生徒指導、養護教育、へ
き地教育等について、日常実践研究した内容とする。
(5)応募数
研究論文 72編
実践記録 10編
(6)審査員
郡山女子大学短期大学部教授 長谷川寿郎
学校法人福島工業高等学校長 栗原喜蔵
福島大学教育学部教授 蜂谷剛
福島大学教育学部教授 大沢貞一郎