教育年報1977年(S52)-150/357page
2) 高等学校生徒指導研究推進校
○ 学 校 名 福島県立磐城農業高等学校
○ 研究期間 昭和52・53年度の2か年間
○ 研究主題 基本的行動様式を確立させるための指
導の展開
無気力、無関心な生徒や問題行動に走
りやすい傾向に対し、学校生活に親し
みを持たせ、学習意欲を高める指導は
どのようにしたらよいか。
(2)福島県教育委員会指定
1) 目 的
県立学校における教科の学習指導、生徒指導に関する
実践的な研究を行い、その成果をひろく県内各県立学校
等に普及させ、本県県立学校における教育活動の充実向
上に資することを目的とする。
研究分野 学 校 名 研 究 主 題 研究期間 全教科 県立田村高校 授業の効率を高めるため 52〜53年度 のくふう ―特に学習意欲向上の ための指導法― 生徒指導 県立福島高校 非社会的傾向にある生徒 〃 の指導 第5節 道徳教育・生徒指導
1 道 徳 教 育
各学校並びに関係機関の努力によって、学校の全教育活動
を通して行われる道徳教育及び道徳の時間の指導が充実の度
を加えつつある。
また、新学習指導要領が7月23日に告示され、「道徳的実
践の指導を徹底する」ことを重点として、目標・内容につい
て改訂が行われた。
更に、文部省指定道徳教育協同研究校の指定が新たに行わ
れ、来年度までの2年間にわたる研究がスタートした。
(1)小学校教育研究会道徳部会
1) 研究主題
「ねらいにせまる指導過程の構成は、どのようにしたら
よいか」
2) 主 催
福島県教育委員会、福島県小学校教育研究会、
関係市町村教育委員会
3) 会 場
地区 各地区ごとに設定(16会場)
県 富岡第二小学校
4) 期 日
地区 各地区ごとに実施
期日 10月4日〜5日
(2)中学校教育研究会道徳部会
1) 研究主題
「豊かな人間形成をはかるための道徳教育はどのよう
にすればよいか」 (道徳の時間の指導過程と資料)
2) 主 催
福島県教育委員会、福島県中学校教育研究会、
関係市町村教育委員会
3) 会 場
地区 各地区ごとに設定(16会場)
県 福島市立渡利中学校
4) 期 日
地区 各地区ごとに実施
県10月18日〜19日
(3)昭和52年度道徳教育講習会
1) 趣 旨
公立小学校、中学校における道徳教育の充実、指導の
徹底を期するため、道徳教育における基本的な問題及び
指導上の諸問題を解明し、教職員の資質の向上を図る。
3) 主 催
文部省、県教育委員会
3) 主 題
○ 道徳教育の全体計画の必要性
○ 道徳の年間指導計画の改善
○ 道徳の指導過程と指導方法
○ 資科の選択、収集、整備と活用
○ 昭和52年度道徳教育の指導の重点
○ その他、管内の実情に即した主題
4) 会 場
各管内ごとに設定(8会場)
5) 期 日
各管内ごとに実施、教育課程講習会と併せ3日間
6) 参加者数
小学校 206名
中学校 113名
(4)道徳教育研究学校
道徳教育協同推進校(文部省指定)
管内 地区名 学 校 名 校長名 研究主題 県南 東地区 東村立 道徳性を高め 小野田小学校 庄司勝雄 実践力を培う道 釜子小学校 矢萩良朔 徳教育 東中学校 斎藤賢一 河東村立 地域とともに 河東第一小学校 一ノ瀬秀夫 実践力を高める 河東第二小学校 横山重雄 道徳教育 河東第三小学校 二瓶政郎 河束中学校 長谷川久 2 生徒指導
〔義務教育課〕
生徒指導は、すべての児童生徒を対象とし、一人一人の人
格の価値を尊重し、個性・能力の伸長を図りながら、同時に
社会的、国民的な資質や行動を高めることを目的として、次
の諸点に重点を置いて指導した。
○ 教師の共通理解を深め、指導体制を確立する。
○ 実態に即した指導計画に改善する。
○ 生徒理解をいっそう充実させる。