教育年報1977年(S52)-164/357page
(3)へき地教育優良校視察
1) 趣 旨
へき地に勤務する教員を他県へき地教育優良校(宮域
県)に派遣し、その教育内容・方法等を視察させ、本県
へき地教育の向上を図る。
実施後は報告書を作成し、県下へき地学校等に配布し、
へき地学校経営・学級経営に役立てる。
2) 期 日
昭和52年10月25日(火)〜27日(木)
校 名 所 在 地 へき地級 学級数 特 色 白石市立福岡小学校長峰分校 宮城県白石市福岡字長峰13の6 1 複式 3 シート式磁気録音機の活用と統合学習の研究 大和町立吉田小学校嘉太神分校 宮城県大和町吉田字大森 1 複式 2
単式 1
勤労活動を通して望ましい道徳的実践力を
めざす指導大和町立吉田小学校升沢分校 宮城県大和町吉田字升沢 3 複式 3 複式授業における効果的な指導法の研究 4)派遣者氏名
職名 氏名 勤務校 教諭 山口留男 古殿町立大久田小学校 教諭 金沢保古 矢祭町立内川小学校茗荷分校 教諭 山内英男 金山町立中川小学校 教諭 芳賀美継 下郷町立江川小学校大内分校 教諭 大友誠三 いわき市立石佳小学校 7 山村教育研究会
農山村へき地及び小規模学校の研究を促進し、その教育の
発展に寄与することを目的として結成されている。
本年度の主な事業は、各支部ごとに研究会、講習会等また
各ブロックごとの研究大会の開催、研究集録「主体的創造的
に生きる子供の育成」の刊行等である。
○ 県山村教育研究会ブロック大会
県下各地における少人数学級・複式学級並びにへき地山村の
学校の特殊性にかかわる学習指導上の諸問題を究明し、山村
へき地及び小規模学校教育の進展に貢献した。
指導助言として、義務教育課指導主事並びに各教育事務所
指導主事・学校教育指導委員へき地担当者が当たった。
研究主題「少人数学級の特性を生かし学習の基本をおさえ
たおちこぼれのない授業をめざして」とし、地区の実態に応
じ副主題を設定し、その成果を次表の学校を会場として、研
究協議・情報交換を行った。
ブロック大会会場校と研究副主題
期 日 会 場 研 究 副 主 題 参加者数 会津地区大会 10月25日(火) 田島町立針生小学校 ・小規模校における動きづくり、体力づくりをめざした指導 60 中通り地区大会 10月27日(木) 天栄村立羽鳥小学校 ・個人差に応じた学習の成立をめざす複式授業の組織化
をどうはかればよいか100 ・少人数学級の特性を生かし、おちこぼれのない授業をど
う進めたらよいか湯本小学校
湯本中学校・意欲を高めるための指導について 浜地区大会 11月1日(火) 葛尾村立葛尾小学校
葛尾中学校・学習意欲を高めるための授業の進め方はどうあるべきか 40 ・学習意欲を高め学習を定着させる指導はどうあるべきか