教育年報1977年(S52)-293/357page
2 退 職 手 当
昭和52年度における退職手当の裁定、支給額の概数は、次
のとおりである。
学校種別 人 員 金 額 小学校 489 人 5,187,226,357 円 中学校 184 1,592,128,981 高等学校 113 1,333,194,595 盲・ろう学校 10 61,437,033 養護学校 11 147,446,943 教育庁 6 92,805,764 計 813 8,414,239,673 3 退職年金・退職 時金
(1)退職年金
1) 年金の進達件数
進達件数は、次のとおりである。
退職年金 減退退職年金 通算退職年金 廃疾年金 遺族年金 計 411件 10件 10件 6件 37件 474件 2) 年金額の改定
第80国会で成立した地方公務員等共済組合関係の改正
法令が、昭和52年6月7日に公布された。
その主な内容は、次のとおりである。
ア 年金額の増額
昭和50年度以前の退職者に係る退職年金等について
昭和52年4月分から、恩給の増額措置に準じた引き上
げ措置(年金額の算定の基礎となった給料年額を6.7
%+2,300円引き上げ)がとられた。
イ その他の主な改善事項
(ア)退職年金、遺族年金等の最低保障額が、恩給制度
の改善措置に準して、昭和52年4月分から、また、
60歳以上の者及び遺族である子を有する妻が受ける
遺旅年金については、昭和52年8月分から引き上げ
措置がとられた。
(イ)日赤救護員の抑留期間を、退職年金を生しさせる
ための資格期間として取り扱うものとされた。
(ウ)公共企業体に転出した組合員について、本人が通
算を申し出たときは、再び組合員に復帰した際、当
該公共企業体期間の前後の組合員期間を引き続く組
合員期間とみなすものとされた。
(エ)掛金及び給付額の算定の基礎となる給料の限度
額が360,000円に引き上げられた。
(2)退職一時金
支部か決定した退職一時金の給付概況は、次のとおりで
ある。
退職一時金 廃疾一時金 人 員 金 額 人 員 金 額 186人 24,082,810円 0人 0円 4 退 会 金
財団法人福島県教職員互助会の昭和52年度における退会金
の執行状況は、次のとおりである。
給付件数 給付額 744件 56,409,400円 第4節 保健・厚生事業
〈1〉県単独事業
(1)へき地教職員芸術鑑賞会(7年目)
県人事委員会指定のへき地3級以上の学校に勤務する教
職員に、高度な芸術文化を鑑賞する機会をあたえ教養の高
揚を図るため、県文化センターに招待して次の鑑賞会を実
施した。
期日 鑑 賞 種 目 参加人員 8月24日 キエフ・バレエ団「くるみ割り人形」 40人 (2)インフルエンザ予防接種(6年目)
県立学校教職員及び教育庁職員のうち接種希望者につい
て、校医又は保健所、その他最寄りの医療機関などにおい
て予防接種を実施した。
区分 実施校 実施人員 県立学校 85校 3,301人 教育庁関係 227人 計 3,528人 〈2〉県及び共済組合の共催事業
(1)へき地巡回検診
1) 検診車による検診(11年目)
県人事委員会指定のへき地学校に勤務する教職員及び
その被扶養者を対象として、公立学校共済組合東北中央
病院の巡回検診車に医師及び医療技師が同乗して7市町
村に27か所の検診会場を設定し、延べ20日間検診車を運
行して検診を実施した。
検診項目は、聴打診、血圧測定、胃部・胸部間接撮影
尿検査のほか、医師の診断により心電図及び投薬等を行
った。
実施状況は、次のとおりである。