教育年報1977年（S52）-292/357page

　2　互　　助　　会

(1)昭和52年4月1日より給付規程の一部を次のとおり改正

　した。

　1)第9条の2第1号の入院在宅療養補助金について、１

　　日につき700円を1,000円とした。

　2)第10条に輸血見舞金を新設し、供血者1人につき2,000

　　円を会員に給付することとした。

(2)短期給付額(52.4.1〜53.3.31)

種　　　　　　　　　　別		件　数	金　　額	会員1人当たり 給付額
		件	円	円
医療補助金	(会　員)	57,270	14,443,820
医療補助金	(被扶養者)	190,592	52,234,410
死亡弔慰金	(会　　員)	72	18,360,000
死亡弔慰金	(家　　族)	594	14,360,000
災　　害　　見　　舞　　金		17	3,645,214
出産見舞金	(会　　員)	340	6,840,000
出産見舞金	(配偶者)	468	9,400,000
育児手当金	(会　　員)	332	3,340,000
育児手当金	(配偶者)	465	4,670,000
傷　　病　　見　　舞　　金		77	12,973,819
入院在宅療養補助金	(会　　員)	711	23,552,800
入院在宅療養補助金	(被扶養者)	659	24,055,100
輸血見舞金	(会　　員)	13	160,000
輸血見舞金	(被扶養者)	8	164,000
合　　　　　　　　　　　計		251,618	188,199,163	9,329

第3節　長期給付

　教職員に対する退職時の給付(長期給付)は、昭和52年度

において、次のとおり執行された。

　1　恩　　　　　給

(1)恩給の支給及び受給者の管理

　　支給人員及び支給額の概数は、次のとおりである。

学校種別	普　通　恩　給		扶　　助　　料		退　　隠　　料		遺族扶助料		計
	人　員	金　　　額	人　員	金　　額	人　員	金　額	人　員	金　　　額	人　員	金　　　額
	人	千円	人	千円	人	千円	人	千円	人	千円
小　　学　　校	1,273	1,314,708	785	480,143	30	21,209	6	2,949	2,094	1,819,009
中　　学　　校	358	487,196	169	135,252	17	12,038	6	2,068	550	636,554
盲・ろう学校	2	1,982	5	3,779	1	377	―	―	8	6,138
高　等　学　校	―	―	―	―	9	9,893	3	1,705	12	11,598
教育庁・その他	44	32,490	37	19,469	3	1,472	2	632	86	54,063
計	1,677	1,836,376	996	638,643	60	44,989	17	7,354	2,750	2,527,362

恩給等の裁定を受けた者及び死亡その他の事由で恩給権

を失った者の概数は、次のとおりである。

恩給種別	裁　定	失　権
普通恩給	2人	86人
扶助料	72	49
退隠料	0	1
遺族扶助料	2	0
計	76	136

(2)恩給年額の改定

　　恩給法等の一部を改正する法律(昭和52年法律第26号)

　が公布され、昭和52年4月及び8月から施行された。

　　その主な内容は、次のとおりである。

　1)恩給年額の増額

　　　昭和52年4月から、国家公務員給与の水準及び改善

　　傾向を分析した結果に基づき、恩給年額計算の基礎とな

　　る仮定俸給の年額を、6.7%＋2,300円引き上げる措置が

　　とられた。

　2)その他の主な改正

　　ア　普通恩給の最低保障額が、共済年金の最低保障額の

　　　改善に準じて、昭和52年4月分から引き上げられた。

　　イ　普通扶助料の最低保障額が、昭和52年4月分以降増

　　　額改善されるとともに、60歳以上の者及び遺族である

　　　子を有する妻に給する普通扶助料の最低保障額が、昭

　　　和52年8月分から引き上げられた。

　　ウ　昭和32年3月31日以前退職の長期在職者に係る仮定

　　　俸給年額が、昭和52年8月分から、退職年次別に改善

　　　された。

　　エ　日赤救護員(看護婦長以上)の抑留期間が、公務員

　　　期間として加えられた。