教育年報1978年(S53)-219/372page
5) 県収蔵美術品巡回展
福島県教育委員会では、昭和45年に県文化センター内
に美術博物館を設置し、以来県出身者の優れた作品を中
心に収集を続け、これら収蔵美術品は400点を越え県文
化センター展示室において収蔵美術展として一般公開し
てきた。
しかし、県域が広いことから、より多くの県民に鑑賞
してもらうため、昨年度よりいわき市と郡山市で巡回公
開し、六千人の愛好者でにぎわった。
本年は須賀川市をはじめ、この秋完成した会津若松市
文化福祉センター落成記念としてこの会場で開催するな
ど地域文化振興の一助として意義深い美術展孝なった。
ア 期日、会場
(ア)昭和53年11月9日〜12日 須賀川市体育館
(イ)昭和53年11月22日〜26日 会津若松市文化センター
イ 展示数
日本画18点、洋画25点、彫塑10点、工芸美術8点、
書8点
(2)芸術文化活動の促進
1) 県芸術祭
ア 主催行事
行 事 名 期日・時刻 会 場 内 容 開 幕 行 事 9月10日 福島市公会堂 ◎開幕式典 ◎開幕舞台公演琵琶演奏(錦心流総伝 樋口主水)、三曲演奏、飯坂・ 13時30分 喜多方祭囃子の協演、民謡(NHKのど自慢日本一 橋本千代子、尺 八 二瓶進)等の構成による舞台公演 〈入場無料〉 県北おかあさん合唱祭 9月17日 川俣小学校体育館 県北方部おかあさん合唱団13団体の出演による演奏会。 12時30分 特別出演 飯野町混声合唱団 月舘中学校合唱団 川俣高等学校合唱 団 〈入場無料〉 民 謡 大 会 10月8日 保原町体育館 ◎信達地方を主とし、ふるさとに歌いつがれてきた民謡の数々。 ―歌いつがれてきたふ 13時 ◎出演 県北桃也会 桃媛会 堀内流 大西会 和生会 信達民謡協会 るさとの民謡― 〈入場料300円〉 みんなで歌おう 11月2日 安達東高等学校 古関裕而、丘灯至夫を招き、県北地区児童生徒及び一般住民の参加によ 13時 針道校舎体育館 る合唱祭。 <入場無料〉 三 曲 演 奏 会 11月12日 二本松市文化センター 都山・琴古・生田・山田の各流の賛助を得、県三曲連盟加盟各社中より 13時 総勢100名の出演。 〈入場料500円〉 美 術 展 覧 会 9月16日〜22日 本宮町中央公民館 日本画・洋画・書の公募展。展示作品数約110点。 <入場無料〉 9時〜19時 11月2日〜5日 梁川町体育館 ◎日本画・洋画・書・彫塑・写真の5部門の公募展。展示作品数約500点。 10時〜17時 ◎応募方法 10月2日〜14日に出品申込 問合先 梁川町教育委員会 文化祭 俳句大会 10月15日 福島県文化センター ◎講演 講師 鷹羽狩行(俳人協会幹事) 10時 ◎選者 県内有力俳人34名 〈投句料500円(2句1組)〉 短歌大会 10月15日 福島市市民センター ◎講演「斎藤茂吉の風土」講師 真壁仁(「地下水」主宰) 11時 ◎参加作品の講評 講師 森岡貞香(「石畳」主宰) <投稿料300円(1首につき)〉 川柳大会 10月15日 福島県文化センター ◎講演「近代川柳について」講師 今野空白(「川柳杜人社」代表) 10時30分 ◎選者 吾妻柳郎 鈴木六角 佐藤良子 伊藤昭七 高橋巷風 小橋一郎 熊田桜崖 佐々木政信 〈参加料1,000円〉 詩祭講演と 10月29日 福島市市民会館 ◎講演「旅・文学・愛」講師 秋谷 豊(日本現代詩人会前理事長) 朗読のつどい 10時 ◎県内詩人10人程度の作品の朗読と合評。 〈入場無料〉 11月5日 白沢村民体育館 下大石の獅子舞(霊山町大石下組青年団) 高田の太々神楽(二本松市 民俗芸能発表会 高田八幡神社楽人会) 石井の田植踊り(二本松市石井芸能保存会) ―ふるさとのまつり― 10時 本宮の祭囃子(本宮町安達太良神社奉賛会) 白岩の太々神楽(白沢村 浮島神社太々神楽保存会) 〈入場無料〉 趣味の総合展覧会 10月19日〜22日 桑折町福祉センター ◎人形、はり絵、木彫、皮工芸など10部門の公募展。 ◎応募方法・受付期間 9月1日〜30日・出品料200円 9時〜17時 ◎詳細問合先 桑折町教育委員会内「県芸術祭係」Tel(024582)2111番 〈入場無料〉 いけばな諸流展 10月6日〜8日 国見町体育館 一葉式、草月流、池の坊、龍生派、梶井の宮御流、小原流、松風花道会 9時〜17時 の七流の県北方部代表者の作品約70点を公開展示。 〈入場無料〉