教育年報1978年(S53)-226/372page
4) 第18回県展選抜展
ア 主 催 文化庁
イ 期 日 昭和54年2月1日〜7日
ウ 会 場 東京都美術館
エ 本県関係出品者
吉田栄(日本画)佐藤功(洋画)東条正人(工芸)
園部秋月(書)
第3節 文化施設の整備
1) 文化施設等整備基金
県立図書館、美術館及び博物館の施設、資料の整備に
ついては、多額の経費を必要とするので、これら施設の
整備に要する資金を積み立て、建設年度の財政負担を軽
減するための基金設置のため「福島県文化施設等整備基金
条例」を制定し、昭和54年3月14日公布した。なお本年
度は15億円が積み立てられた。
2)消防用設備等改修工事等
昭和49年に消防法関係諸法が改討され、不特定多数が
集まり広い面積をもつ県文化センターは、歴史資料館を
除き、全面的にスプリンクラー設備の設置が義務づけら
れ、11月5日から3月末日の5か月間にわたり総工費2
億8百万円余をかけて、消防用設備等の改修を実施した。
とりわけ、中央棟2階、3階部分には美術館が展示され
るので、スプリンクラー消火設備に代る、人体に及ぼす
影響も少ないと云われるハロンガスによる消火設備を設
置した。
また、この消防用設備等の改修と同時に、屋根の防水
補修等防災工事を実施した。(総工費2,990万円)
第4節 文化の伝承
1 文化の伝承の充実
(1)文化財保護体制の充実
1) 福島県文化財保護審議会
福島県文化財保護審議会は、県教育委員会の諮問に応
じて、文化財の保存及び活用に関する重要事項について
調査審議し、これらの事項に関して教育委員会に建
議するもので、年間3回の審議会を開いている。
ア 審議会の実施状況
(ア)第1回審議会 (53.4.24、8階第3会議室)
ア)新職員紹介
イ)国指定重要文化財指定答申について(報告)
(3月25日答申1件、4月28日答申1件
3月28日名称変更、追加指定1件)
ウ)昭和53年度文化課重点施策について
エ)昭和53年度県指定候補について
オ)インターハイ協賛民俗芸能大会について
(イ)第2回審議会(53.10.30 東和町公民館)
ア)文化財の指定について報告
○国指定文化財官報告示。(53年5月24日告示1件、
53年6月15日告示2件)
○県指定文化財県報告示(53年4月7日告示12件)
イ)指定調査状況報告
ウ)指定申請書の受理状況について報告
エ)指定調査結果報告、及び協議(14件)
オ)現地視察
木幡山経塚群、沿陸寺、小浜城跡、宮森城跡ほ
か。
(ウ)第3回審議会(54.2.5、9階教育委員室)
ア)53年度文化財関係事業実施状況報告
イ)国指定重要文化財指定答申について報告
(53年11月17日答申2件)
ウ)国選択民俗芸能の答申について報告
(53年12月8日答申1件)
エ)県指定重要文化財の指定調査結果の報告
オ)指定答申について協議
カ)53年度指定答申
(54年2月15日答申16件)
2)文化財パトロール
文化財保護の万全を期するため、昭和49年度から民間
有識者16名を文化財保護指導委員に委嘱し、パトロルー
計画(年2回)に基づいて定期的に文化財の巡視を行っ
ている。
文化財指導委員は、巡視結果を県教育事務所長に報告
するとともに、市町村教育委員会の協力のもとに、文化
財の所有者等に、文化財の保護に関する指導及び助言を
行うほか、地域住民に対し、文化財保護思想についての
普及活動を行うことを業務としている。
現在の文化財保護指導委員は表のとおりである。
福島県文化財保護指導委員
氏 名 住 所 担当地区 所属・職業 富田晴夫 福島市大森字北内町22-2 福島 市役所管理課 渡部正俊 福島市瀬上町柳沼48-1 伊達 藤田小学校 安田光二 安達町油井字野辺川原81 安達 農 業 水井保彦 郡山市大槻町弥入池南8 郡山 県立聾学校 小豆畑清種 須貿川市北上町61-2 岩瀬 天栄中学校 小豆畑毅 石川町下泉145 石川 県立石川高校 佐久間信次 三春町字山中22 田村 西向小学校 鈴木四郎 白河市登町10 西白河 白河中央中学校 佐藤碩芳 矢祭町大字東舘字舘本34 15840号H棟 東白河 棚倉中学校 長尾修 会津若松市一箕町鶴賀字堤29-1 北会津 会津若松ザベリオ学園高校 矢部一弥 喜多方市3-4822 耶麻 県立西会津高校 大越大雄 会津高田町字宮北 両沼 行管行政相談委員 白鳳栄海 田島町本町甲3872-1 南会津 僧 侶 堀込静夫 相馬市磯部字大洲29-103 相馬 中村第1中学校 山田広 富岡町大字本岡字本町358 双葉 双葉中学校 木田一 いわき市内郷小島町作田22 いわき 平第三中学校