教育年報1979年(S54)-287/319page
○ 果樹の病害 虫害の鑑定
○ 畜産試験場見学と家畜審査
○ 農業科における学習指導法
3) 講 師
○ 東北大学工学部教授 工博 福田正
○ 岩手大学工学部教授 工博 菅野文友
○ 永山建築設計事務所長 永山貴一
〇 県畜産試験場病理昆虫部長 農博 熊倉正昭
○ 県畜産試験場副場長 長谷川良博
○ 県立福島農蚕高等学校長 山崎藤市
○県立勿来工業高等学校教頭 古川文雄
○ 県立福島農蚕高等学校教諭 吉富直俊
○ 県教育庁指導主事
○ 教育センター担当所員
18 電子計算機による教員の個人研修
講座や生徒実習以外の日に、電子計算機による個人研修を
受け入れているが、本年度はつぎのとおりであった。
個人研修の利用状況
学校種別 利用校学科 延 べ 人 数 高等学校 商 業 科 2 (2%) 工 業 科 13 (16%) 普通科(数学系) 7 (9%) 中 学 校 数 学 系 59 (73%) 合 計 81 (100%) 19 教育相談講座
(1)中学校教育相談講座
1)期日 人員等
ア 1次 第1班 9月3日〜9月6日
第2班 11月26日〜11月29日
イ 第1班 中学校教員 30名
第2班 中学校教員 30名
2)主な内容
○ 「ジョハリーの窓」を通して
○ 個人面接法
○ 思春期の精神障害
O Y-G性格検査と親子関係診断テスト
○ 個人理解の方法
○ 自律訓練法の基礎
3) 講 師
○ 福島県精神衛生センター所長 上野文彌
○ 千葉市立第二養護学校長 向後正
○ 教育センター担当所員
(2)高等学校教育相談講座
1)期日・人員等
ア 1次 10月15日〜10月18日
イ 高等学校教員 30名
2) 主な内容
○ 「ジョハリーの窓」を通して
○ 個人面接法
○ 思春期の精神障害
○ Y-G性格検査と親子関係診断テスト
○ 個人理解の方法
○ 自律訓練法の基礎
3) 講 師
○ 福島県精神衛生センター所長 上野文彌
○ 千葉県教育センター教育相談部長 相本恒郎
○ 教育センター担当所員
(3)中学校・高等学校教育相談講座
1) 期日 人員等
ア 2次 12月3日〜12月6日
イ 中学校教員 20名
高等学校教員 11名
2) 主な内容
○ マイクロ ラボラトリー・トレーニング
○ 個人面接法
○ 事例研究
○ 教育催眠
3) 講 師
○ 山形大学教育学部助教授 高橋良幸
○ 教育センター担当所員
第4節 教育相談に関する事業
1 幼児・児童・生徒・父母との教育相談
(1)幼児及び小学校低学年の児童がもつ問題行動の矯正治療
には、遊戯療法を原則として用い、ケースによっては、行
動療法もあわせて実施した。
(2)小学校高学年の児童及び中学校 高等学校生徒に対して
は、カウンセリングを主として用い、治療にあたってきた
が、自律訓練法や行動療法も取り入れて実施した。
(3)父母に対しては、子供のもつ問題行動の矯正治療の効果
を高めるために、親子関係の改善、しつけや養育態度の正
しいあり方について気づくように指導助言するとともに、
その促進を図るために、自律訓練法や感受性を高める訓練
等の心理療法を実施した。
2 教職員への相談・助言
(1)来談した幼児 児童 生徒の問題行動の矯正治療の効果
を高めるためには、保育所、幼稚園、学校側との密接な協
力関係が必要なので、特に担任教師と連絡を取りながら、
指導助言の徹底と協力を要請している。
(2)幼稚園や学校における学習状況、友人関係、行動状況等
を記述した「教育相談資料」の提供を依頼し、診断、指導
方針の確立に役立てているとともに、指導の方法を研究し
合うようにしている。
(3)必要に応して、知能検査 性格検査等の諸検査を実施し
て、その結果を学校に連絡し、指導の手がかりとしてもら
っている。