教育年報1980年(S55)-097/289page
2)東部地区へき地教育指導者講座
ア 趣 旨
へき地学校における課題を研究協議し、指導者とし
ての指導力を高め、へき地教育め改善に資する。
イ 期 日
昭和55年10月22日(火)〜10月24日(金)
ウ 会 場
静岡県静岡市の5小学校と県庁舎会議室を会場とし
て実施された。
エ 派遣者氏名
参加部会 職 ・ 氏 名 勤 務 校 分 科 会 の 研 究 主 題 音楽 教諭 武田義信 福島市立大波小学校上梁屋分校 合唱、合奏、アンサンブル活動を通して
表現力を高める指導はどうすればよいか。図画・工作 指導主事
教諭富岡直
国玉喜朗県教育庁義務教育課
古殿町立論田小学校へき地における身近な素材の造形的な美しさや
おもしろちを追求させ、表現の喜びを味わわせるための
指導計画と指導方法はどのようにすればよいか。家庭 教諭
教諭松田栄子
大和田サタ子いわき市立高野小学校
浪江町立大堀小学校三程分校へき地小規模校の特性を生かした指導計画の
作成及び実践的な態度を育てるための指導方法は
どのようにすればよいか。体育 教諭
教諭内藤良行
星松次郎鮫川村立青野小学校
下郷町立南小学校へき地小規模校の特性を生かし、各種の運動の
楽しさを体得させるためには、指導計画と指導方法を
どのように工夫すればよいか。道徳 指導主事
教諭鈴木正美
菅井隆次県教育庁県南教育事務所
会津若松市立原小学校家庭・地域社会との連携を図りながら進める
道徳的実践の指導はどのようにすればよいか。3) へき地教育優良校視察研修
ア 趣 旨
へき地に勤務する教員を、他県へき地教育優良校(山
形県)に派遣し、その教育内容・方法等を視察させ、
本県へき地教育の向上を図る。
実施後は報告書を作成し、県下へき地学校等に配布
し、へき地学校経営・学級経営に役立てる。
イ 期 日
昭和55年10月29日(水)〜10月31日(金)
ウ 視察校とその特色
校 名 学 級 数 特 色 山形県最上郡最上町立東法田小学校 複式 3
(38名)「少人数学級の学習劾果を高める集合指導」
音楽科、体育科、特別活動のT・T方式による学習指導山形県西田川郡温海町立小名部小学校 複式 3
(47名)「すすんで自然にはたらきかける理科教育」
理科学習、創意の時間等教育活動全体を通しての研究推進山形県村山市立大高根中学校 単式 3
(96名)「愛島・勤労生産体験学習」
大高根の自然環境を生かした教育活動の推進山形県西置賜郡小国町立叶水小学校校 小学校 複式3
(26名)
中学校 単式1
複式1(14名)「少人数の特性を生かし自ら学ぶ子どもを育てる学習指導法」
意欲を持って学習に取り組み、学び方がわかる子供を育てるための
授業の構成。基礎的内容の理解を確かなものとするための手だての研究。エ 派遣者氏名
班 管内 職名 氏 名 勤 務 校 小学校班 いわき 教諭 飯島敏夫 いわき市立小川小学校戸渡分校 相双 教諭 荒育子 相馬市立玉野小学村 県北 教諭 佐藤伸子 福島市立梨平小学校 県南 教諭 会沢洋文 東白川郡塙町立片貝小学校 中学校班 県中 教諭 泉田隆成 都路村立都路第一中学校 会津 教諭 仲川幸嗣 柳津町立西山中学校 南会 教諭 川辺征四郎 桧枝岐対立桧枝岐中学校 9 教科書採択と管理運営
(1)昭和56年度使用教科書の採択
小・中学校用教科書の採択は、「義務教育諸学校の教科用
図書の無償措置に関する法律」に基づいて行われた。
1)教科用図書選定審議会
ア 教科用図書選定審議委員
構成分野 職名 氏名 学識経験者 福島大学教授 小林清治 〃 同上 徳田安俊 〃 同上 樫村利道