教育年報1980年(S55)-172/289page
第30回県民俗芸能大会を開催し、また第1回県民謡まつり
を開催した。一方文化財保護強調週間(11月1日〜7日)
中は県庁屋上広報板による啓発を行い、文化財防火デー(1
月26日)にはチラシを作成し配布した。
さらに、昭和45年度に発行した文化財読本及び指導の手
引きの改訂版を発刊し、文化財の保護に対する県民の理解
を高めた。
第2節 文化活動の促進
1 文化振興のための条件整備
(1)文化行政の推進
1) 市町村文化行政担当者会議
ア日 時 昭和55年5月14日
イ会 場 福島県杉妻会館
ウ参加者 120名
エ内 容
(ア)文化行政重点施策の概要
(イ)文化課及び県文化センター事業説明
2) 芸術文化懇談会
本県文化の将来への発展のために出席者より提言を求
め、県民文化の振興並びに県文化行政推進の参考とした、
ア美術部門
(ア)日 時 昭和55年9月11日
(イ)会 場 県庁西庁舎第3会議室
(ウ)懇談事項 「美術文化の振興について」
(エ)出席者
中野蒼穹 斎藤正夫 若松光一郎
渡辺良雄 梅宮英亮 神野忠和
照井久良人 増田忍石 高橋良一郎
渡辺到源 八木沼晃汀 高橋哲夫
斉藤発生
イ 文学部門
(ア)日 時 昭和55年9月25日
(イ)会場ホテル・サンルート福島
(ウ)懇談事項 「本県文学振興のために」
(エ) 出席者
鈴村満 三谷晃一 阿久津善治
藤村多加夫 籔内喜一郎 三橋正雄
今泉壮市 佐藤光 川村重和
高橋啓夫 高橋八重子 岡村史夫
天城南海子 石川日出雄 河田亨
(2)指導者の育成
1) 芸術セミナー
地域文化活動を推進指導する実作家・実活動家を対象
として、実技・実作を中心に地域文化活動を推進するに
必要なことがらについて研修を行い、その資質向上の機
会を提供する目的で実施しているもので、芸術7部門に
ついて県内7地区で開催した。
ア 期日・会場・参加者等
部門 期日 場所 参加 者数 内訳 文学 5月22日〜24日 田島町中央公民館 39名 小説6名、詩3名、短歌16名、俳句14名 舞踊 6月26日〜28日 いわき市文化センター 73名 絵画 7月24日〜26日 棚倉町中央公民館 61名 日本画18名、油絵28名、版画15名 彫刻 7月31日〜8月2日 福島女子高校 31名 演劇 8月21日〜23日 会津若松市文化福祉センター 57名 工芸 9月18日〜20日 相馬市中央公民館 44名 陶芸16名、紙工芸20名、七宝焼8名 合唱 11月6日〜8日 郡山市富久山公民館 57名 (参加者合計362名) イ 内 容
(ア)講義及び実技を基にした研修
(イ)モデル演奏、演技を基にした研修
(ウ)地域の文化活動に関する研究協議
ウ 講師
(ア)文学
小説 安斎宗司(第19回県文学賞受賞)
詩 村野井幸雄(福島県現代詩人会理事)
短歌 大内興五郎(福島県歌人会長)
俳句 竹谷しげる(福島県俳句作家懇話会副会長)
講話 三谷晃一(福島県現代詩人会長)
(イ)舞踊
長沢トシエ(福島県民踊指導者連絡協議会幹事長)
鈴木武子(福島県民踊指導者連絡協議会副会長)
篠田年子(会津短期大学講師)
(ウ)絵画
藁谷耕人(日本美術院特待)
大山美信(一陽会会員)
福田利秋(県展運営委員)
(エ)彫塑
細井良雄(二科会会員)
(オ)演劇
演出・演技 増見利清(俳優座演出家)
メーキャップ 中居善四郎(三善メーキャップ研究所長)
(力)工芸
紙工芸 福田三恵子(県展審査員)
陶芸 田代清治右衛門(第15代相馬駒焼窯元)
七宝焼 水落帽子(日本七宝協会会員)
(キ)合唱
辻正行(日本合唱指揮者協会理事)
有村祐輔(日本合唱指揮者協会理事)
エ モデル上演団体
(ア)舞踊
いわき市日本民踊協会植田支部
(イ)演劇
劇団「おおじか」 (猪苗代町)
(ウ)合唱