教育年報1981年(S56)-172/308page
(4)文化財活用の促進
文化財に対する理解を深め、愛護思想の高揚を図るた
め、本年度から3年継続で県指定文化財に標柱等を設置
した。
また、第31回県民俗芸能大会、第2回県民謡まつりを
開催した。一方文化財保護強調週間(11月1日〜7日)
中は県庁正面に垂幕による啓発を行い、文化財防火デー
(1月26日)にはチラシを作成し配布した。
第2節 文化活動の促進
1 文化振興のための条件整備
(1)文化行政の推進
1) 市町村文化行政担当者会議
ア 日 時 昭和56年5月15日
イ 会 場 県文化センター
ウ 参加者 124名
エ 内 容
(ア)文化行政重点施策の概要
(イ)文化課及び県文化センター事業の説明
2) 芸術文化懇談会
本県文化の将来への発展のために出席者より提言を
求め、県民文化の振興並びに県文化行政推進の参考と
した。
ア 青少年文化活動部門
(ア) 日 時 昭和56年8月21日
(イ) 会 場 全逓会館
(ウ)懇談事項「高校生の文化活動を推進するために」
(エ)出席者
岡部林之助、栗村道彦、原秀司、
赤塚幹典、渡部康夫、村上啓正、
今井徳年、続橋徳男、平山正秋
イ 文化施設部門
(ア) 日 時 昭和56年9月24日
(イ) 会 場 県文化センター
(ウ)懇談事項「県文化センターの在り方について」
(エ)出席者
渡辺到源、高野広治、山川忠義、古山直一、
遠藤伊雄、渡部宏、河田亨、栗城正義、
庄司吉之助、笠原美禰
(2)指導者の育成
1) 芸術セミナー
地域文化活動を推進指導する実作家・実活動家を対
象として、実技・実作を中心に地域文化活動を推進す
るために必要なことがらについて研修を行い、その資
質向上の機会を提供する目的で実施しているもので、
芸術6部門について県内6地区で開催した。
ア 期日・会場・参加者等
部門 期 日 場 所 参加
者数内 訳 文学 5月21日〜23日 須賀川市中央公民館 66名 小説7名、詩9名 短歌30名、俳句20名 舞踊 6月25日〜27日 浪江町民体育館 91名 絵画 7月23日〜25日 只見町只見公民館 47名 日本画26名油 絵21名 彫塑 8月6日〜8日 福島女子高校 26名 演劇 8月20日〜22日 いわき市小名浜市民会館 65名 合唱 11月5日〜7日 会津若松市文化福祉センター 41名 計 336名 イ 内 容
(ア)講義及び実技を基にした研修
(イ)モデル演奏、演技を基にした研修
(ウ)地域の文化活動に関する研究協議
ウ 講 師
(ア)文 学
小説 鈴村満(日本作家協会理事・会津ペンクラブ会長)
詩 小川琢士(福島県現代詩人会理事長)
短歌 大内興五郎(福島県歌人会会長)
俳句 高久田大一郎(福島県俳句作家懇話会副会長)
講話 横井博(日本大学教授・文学博士)
(イ)舞 踊
長沢トシエ(福島県民踊指導者連絡協議会幹事長)
鈴木武子(福島県民踊指導者連絡協議会副会長)
岩崎敏夫(東北学院大学教授)
(ウ)絵 画
小林五浪(日本美術院特待・県展審査員)
渡部憲司(日本水彩画会会員・県展審査員)
(エ) 彫 塑
高橋剛.(日展評議員)
(オ)演 劇
装置・演出 永曽信夫(桐朋学園短期大学教授)
効果 田村悳
(力)合 唱
阿部昌司(全日本合唱連盟理事・山形県合唱連盟理事長)
エ モデル上演団体
(ア)舞 踊
浪江町舞踊のふるさと会
(イ)演 劇
福島県立小名浜高校演劇部
(ウ)合 唱
若松おかあさん合唱団(会津若松市)