教育年報1981年(S56)-186/308page
イ 県指定
事業区分 補助事業者 名称 種別 事業内容 全額 総額 国 県 地元 史跡環境整備 泉崎村 観音山磨崖供養塔婆群 史跡 史跡護岸工事 千円
1,683千円
―千円
1,120千円
563記念物保存修理 岩角寺 岩角山 名・ 天記 岩石落下防止 1,025 ― 680 345 天然記念物保護増殖 二柱神杜 二柱神社の杉 天記 枯枝除去 1,080 ― 720 360 〃 高荻稔 上三坂のシダレグリ 自生地 〃 棚設置 100 ― 60 40 美術工芸品保存修理 歓喜寺 絹本著色名躰 不離阿弥陀画像 重文 保存修理 1,200 ― 800 400 〃 長谷寺 木造十―面観音立像 〃 〃 5,000 ― 3,330 1,670 〃 松山寺 紺紙金字法華経 〃 〃 1,500 ― 1,000 500 美術工芸品防災施設 円通寺 木造聖観音菩薩坐像 〃 防災施設 2,000 ― 1,330 670 美術工芸品保存施設 表郷村 金銅装笈 〃 耐火金庫修理 296 ― 190 106 建造物保存修理 会津 武家屋敷 旧中畑陣屋主屋 〃 保存修理 3,287 ― 750 2,537 計10件 17,171 9,980 7,191 総計41件 502,769 88,586 35,563 378,620 ウ 大内宿保存特別対策事業の推進
南会津郡下郷町大内宿が昭和56年4月18日付、国
の重要伝統的建造物群保存地区に選定された。
下郷町では、これを機会に住民の理解と協力を得
ながら大内宿の保存と整備に着手した。県もこれを
受けて、県教育委員会の重点施策にとり入れ、保存
助成の充実に努めた。
。国庫補助事業 茅屋根の葺替・修景 8戸
設明板の設置 2ヵ所
。県単独補助事業
生活道路の用地買収費に対する県費助成
補助率 1/2
補助金 14,910千円
(4)文化財活用の促進
1) 県指定文化財の施設整備.
文化財に対する理解と認識を高め、地域住民の文化
財愛護精神の高揚を図るため、本年度から3年継続で
県指定文化財に標柱等を設置した。
本年度設置市町村 20市町村
説明板 標柱 方向
案内柱計 建造物 5 6 0 11 史跡 9 13 5 27 名勝及び
天然記念物20 19 4 43 計 34 38 9 81 2) 文化財保護強調週間
11月1日から7日まで、県庁本庁舎正面に垂幕によ
る啓発を行った。
3)文化財防火デー
毎年1月26日を文化財防火デーと定めているが、県
内各消防署等の協力を得て、県下各市町村で防火訓練、
防火診断、査察を実施した。県教育委員会においても、
チラシを作成配布し、文化財の防災に対する啓蒙を
行った。
4) 第31回福島県民俗芸能大会
県内に継承されている民俗芸能を公開し、その正し
い継承と保存を図るため、特に本年は初めての試みと
して屋外に舞台を設け、一部は舞台の上で他は土の上で
本来の姿で再現し、民俗芸能に対する認識を深めると
ともに、記録保存に努めた。
ア 期 日 昭和56年9月13日(日)
イ 会 場 石川郡平田村永田小学校
ウ 主 催 県教育委員会、平田村、平田村教育委員会、
福島民友新聞社
エ 出演芸能 北又の獅子舞(霊山町)笹山の太々神楽(船引町)
小塩の早乙女踊(伊南村)
塚原の田植踊(小高町)駒形念仏踊(平田村)
南宿の白鍬踊(玉川村)大和久の天道念仏踊(矢吹町)
永田観音盆踊(平田村)
オ 観覧者 約1,000名
5) 第2回福島県民謡まつり
近年の社会情勢の変化に伴い、生活や仕事に密着し
て伝承されてきた民謡も変貌をとげ、古来の姿は日ご
とに失いつつある。これらの民謡を発堀して、できる
限り本来の姿で再現して一般に公開し、記録保存に努
めた。
ア 期 日 昭和56年度12月5日