教育年報1982年(S57)-180/316page
イ 県 指 定
事業区分 補助事業者 名称 種別 事業内容 金額 総額 県 市町村 地元 史跡等購入 相馬市 中村城跡 史跡 土地買収 千円
12,682千円
6.,340千円
6,342千円 建造物防災施設 法用寺 法用寺三重塔 県重文 防災施設 4,500 2,600 950 950 建造物保存修理 田島町 旧南会津郡役所 〃 壁修理 2,051 1,000 1,051 美術工芸品 防災施設 護真寺 木造宝冠 釈迦如来座像 〃 収蔵庫設置 1,200 800 200 200 記念物保存修理 いわき市 上平窪のシイノキ群 天記 枯枝の剪定及び整枝 600 300 300 5件 21,033 11,040 8,843 1.150
ウ 大内宿保存特別対策事業の推進
南会津郡下郷町大内宿は、昭和56年4月18日付、国
の重要伝統的建造物群保存地区に選定されたが、本年
度は2年目に当り、次の事業を実施した。
○国庫補助事業 芝屋根の葺替・修景 10戸
○県単独補助事業
生活道路の工事費及び用地買収費、並びに本陣
建設予定地内の建物移転補償費に対する県費助成
補助率1/2補助金 19,210千円
(4)文化財活用の促進
1) 県指定文化財の施設整備
文化財に対する理解と認識を高め、地域住民の文化財
愛護精神の高揚を図るため、昨年度に引続き2年目とし
て次のとおり設置した。
本年度設置市町村 14市町村
説明板 標 柱 方向
案内柱計 建造物 4 5 2 11 史跡 11 15 7 33 名 勝 及 び
天然記念物15 13 3 31 計 30 33 12 75
2) 文化財保護強調週間
11月1日から7日まで、県庁本庁舎正面に垂幕による
啓発を行った。
3) 文化財防火デー
毎年1月26日を文化財防火デーと定めているが、県内
各消防署等の協力を得て、県内各市町村で防火訓練、防
火診断・査察を実施した。
県教育委員会においても、チラシを作成配布し、文化
財の防災に対する啓蒙を行った。
4) 第32回福島県民俗芸能大会
県内に継承されている民俗芸能を公開し、民俗芸能に
対する認識を深めるとともに、記録保存に努めた。
ア 期 日 昭和57年11月7日
イ 会 場 棚倉町亀ヶ城跡公園(棚倉小学校体育館)
ウ 主 催 県教育委員会、棚倉町、棚倉町教育委員会、
福島民友新聞社
エ 出演芸能 八ヶ久保・薄木の獅子舞(古殿町)
小高の平鍬踊(玉川村)室原の田植踊(浪江町)
初森の三匹獅子(岩代町)馬場都々古別神
社の五人神楽(棚倉町)梅若歌念仏踊(泉
崎村)八槻都々古別神社の神楽(棚倉町)
棚倉豊年盆踊(棚倉町)
オ 観覧者 約600名
5) 第24回北海道・東北ブロック民俗芸能大会
北海道・東北地方に伝承されている民俗芸能を広く一
般に公開し、民俗芸能に対する認識を深めるとともに、
その振興を図るため、各道県持廻りで開催されてきたが
本年度は下記のとおり本県で開催された。
ア 期 日 昭和57年9月11日
イ 会 場 県文化センター
ウ 主 催 福島県教育委員会
エ 共 催 第24回北海道・東北ブロック民俗芸能大会
実行委員会、福島市教育委員会
オ 出演芸能 白河歌念仏踊(福島県)雄勝法印神楽
(宮城県)和野神楽(岩手県)安久津延年
(山形県)法霊神楽(青森県)津軽獅子舞
(北海道)仙道番楽(秋田県)塩崎の田植
踊(福島県)
カ 観覧者 約 800名
6) 第3回福島県民謡まつり
近年の急速な社会情勢の変化に伴い、仕事や生活に密
着して伝承されてきた民謡も変化をとげ、古来の姿は日
ごとに失いつつある。これらの民謡を発掘して、できる
限り本来の姿で再現して一般に公開し、記録保存に努め
た。
ア 期 日 昭和57年8月25日
イ 会 場 会津若松市民会館
ウ 主 催 福島県教育委員会、会津若松市教育委員会、