教育年報1982年(S57)-181/316page
福島県民謡連盟
エ 公開曲目 福島盆踊(福島市)糸取り唄(天栄村)
田植唄(西会津町)田植唄(白河市)酒屋唄
(会津若松市)とこせ踊(いわき市)土描き唄
(会津若松市ほか)根宿盆踊(矢吹町)
田島盆踊(田島町)長持唄(新鶴村)
長沼(二本松市)下郷松坂(下郷町)会津松坂
(喜多方市ほか)餅渇き唄(会津若松市ほか)
会津大津絵・旧節(本郷町ほか)
会津大津絵・新節(本郷町ほか)会津磐梯山
・旧節(会津若松市ほか)会津磐梯山・
新節(会津若松市ほか)
オ 観覧者 約1,000名
7) 民俗文化財地域伝承活動費助成
県指定無形民俗文化財の地域伝承活動事業に対し、県
費助成を行った。
事業区分 補助事業者 名称 種別 事業内容 金額 総額 県 市町村 保護団体 民俗文化財地域
伝承活動古寺山自奉楽保存会 古寺山自奉楽 重無
民文後継者育成・衣装器
具補修千円
500千円
250千円
10千円
240〃 白河天道念仏さんじもさ踊保存会 関辺のさんじもさ踊 〃 記録作成・衣装新調 700 350 250 100 〃 棚倉町 八槻都々古別神社
の神楽〃 〃 900 450 450 0 〃 冬木沢空也光陵会 冬木沢の空也念仏踊 〃 後継者育成・記録作
成・衣装新調700 350 175 175 〃 喜多方市 上三宮三島神社の
太々神楽〃 後継者育成
記録作成・衣装新調713 350 363 0 〃 川内村 川内の三匹獅子 〃 記録作成
後継者育成・衣装補修740 350 350 40 合計6件 4,253 2,100 1,598 555
(5)銃砲刀剣類の登録状況
美術品もしくは、骨とう品として価値のある古式銃砲へ
刀剣類の登録を行うため、次のとおり審査会を開催した。
1) 登録審査委員
平原 松夫、宇井 正三、丹治 金次郎
2) 登録審査会
期日 会場 鑑定数 不適
格数登録数 左の内訳 審査委員 刀剣 銃砲 5月27日 会津若松合同庁舎 165 6 99 97 2 平原、宇井、丹治 6月24日 いわき合同庁舎 68 11 57 54 3 宇井、丹治 7月22日 県庁 49 8 41 40 1 平原、丹治 9月22日 会津若松合同庁舎 66 9 57 56 1 平原、宇井 12月16日 原町合同庁舎 70 18 52 51 1 平原、宇井 1月27日 郡山合同庁舎 140 7 133 122 11 宇井、丹治 2月24日 県庁 72 9 63 61 2 平原、丹治 計 570 68 502 481 21
2 埋蔵文化財保護事業
(1)遺跡調査体制
近年の急激な開発事業に伴う遺跡の保護保存と、発掘調
査に対応するため、調査体制の強化に努め、(財)福島県文
化センター遺跡調査課に逐年増員を行い、昭和57年度は26
名の専門職員を確保した。内訳は、文化センター職員14名
(内嘱託2名)・出向職員12名である。
〔(財)福島県文化センター遺跡調査課職員数〕
年度 52 53 54 55 56 57 人員 5名 9名 15名 20名 23名 26名
(2)開発事業地内遺跡の保護対策
大規模開発事業地内の遺跡の保護は、(イ)遺跡の所在を明
らかにする。(分布調査)(ロ)工事等で遺跡が破壊されない
ように起業者側と保護対策を協議する。(事前協議)の工
事実施上やむを得ず遺跡の現状が失われる場合には、事前
に発掘調査を実施して記録保存を行い、報告書を刊行する。
(発掘調査)という三段階がとられる。
1) 分布調査
開発地内の詳細分布調査を行い、遺跡の保存対策の資
料とするもので、表面調査(踏査)、試掘調査に分けら
れる。
表面調査は、東北横断自動車道予定地内(猪苗代町〜
会津坂下町)34km(約1,400ha)、相馬総合開発計画予
定地内(約800ha)について実施した。
試掘調査は、国営母畑事業区内30遺跡、国営矢吹事業
区内14遺跡、公団営阿武隈中部第二地区内36遺跡、真野
ダム建設地内14遺跡、計94遺跡の試掘調査を実施した。
2) 開発関係機関との保存協議
昭和57年度は、継続協議を含め次の諸機関と埋蔵文化
財について保存協議を行った。
国営総合農用地開発事業母畑地区・矢吹地区、広域農
業開発事業阿武隈中部第1地区・第2地区、会津農業水