教育年報1982年(S57)-288/316page
ともこれを参考にして図書費の向上を図り、公民館におい
ても100万円以上が17館となってきている。
(3)「みんなの調査相談室 事例第2集」
「館外サービスのしおり」
図書館の仕事のうち調査相談をうけた事例集、移動図書
館等の利用案内を纏めて、関係者に配布して、利用のPR
を行った。
(4)第30回福島県図書館大会
・期 日 昭和57年10月5〜6日
・会 場 相馬市図書館
・参加者 図書館・公民館職員、図書館協議会委員、
社会教育関係職員、学校図書館職員、家庭・地
域文庫関係者、一般利用者 150名
・講 演 「子どもと漫画」
子ども文化研究者 斎藤 次郎
・事例発表 「ブックモビル4年の歩み」
須賀川市図書館長 四条隆義
「公民館図書室の位置づけ」
保原町中央公民館長 佐藤善右エ門
「読書会の運営について」
相馬市 青田晟一
・分科会 「地域に根ざした図書館活動をめざして」
図書館、公民館、利用者の3分科会
本大会も30回を迎えるに至った。昭和28年福島市で第1
回が開催されて10年間位は図書館関係者だけのささやかな
集りであったが、近年は公民館、社会教育関係者、文庫そ
して利用者を加えて150名程度の集まりとなり、分科会等
で当面する問題を討議する年に一度の大行事となるに至っ
ている。
(5)図書館職員研修会(第6回)
・主 題 日本十進分類法・新訂8版について
青葉学園短期大学助教授 宮内美智子
・期 日 昭和58年3月25日
・会 場 郡山市図書館
・参加者 105名(図32、公32、高31、大8、特2)
図書館業務のもっとも基本的なNDCについてであり、
特に改訂版に直接関係した講師の話ということで、受講者
にとっては参考になることが多かった。
(6)子どもの本研究講習会(第7回)
・主 題 「手づくり絵本」の作り方……講義と実技
絵本の会代表 武藤順子
・期 日 昭和57年8月26日
・会 場 大熊町公民館
・参加者 35名
近年目ざましく普及してきている「手づくり絵本」の作
り方について、県北地区から始めて、6方部一巡し、県内
に普及を図った。5月にはNHK福島局がその展示会をと
りあげて、東北地方に放映されている。
(7)職員県外研修派遣(第14回)
・見学先 岩手県和賀中部行政事務組合図書館
岩手県北上市立図書館
・期 日 昭和57年7月6〜7日
・参加者 12名(本宮、大玉、鮫川、富岡、いわき5、
相馬2、県立)
これからの本県の図書館づくりに、組合立図書館のあり
方が参考になったと参加者の声があった。
(8)公民館職員図書館実務講習会
各方部によって図書室の運営も異るので、方部毎に集り
易いところを選び、それぞれ問題点を出してもらって、一
歩でも解決の糸口が見い出せるように配慮して実施した。
1) 県 南 方 部
・期 日 昭和58年2月14日
・会 場 表郷村公民館
・参加者 42名(職員19名、文庫関係者23名)
・ 「図書館、公民館図書室の整備について」
県立図書館館外奉仕課長 赤座信道
・ 職員部会、文庫関係者部会
2) 安 達 方 部
・期 日 昭和58年2月23日
・会 場 二本松市立図書館
・参加者 22名
' 図書館・公民館図書室の整備について」
県立図書館館外奉仕課長 赤座信道
二本松市立図書館長 山本敏夫
・協 議
3) 伊 達 方 部
・期 日 昭和58年3月16日
・会 場 保原町中央公民館
・参加者 54名
・ 「子どもによい本を」……与え方、すすめ方
宮城県図書館司書 平形建一
伊達方部は特に子どもの読書について実践しているとこ
ろが多く、それらに即したテーマを設けて実施した。
(9)昭和57年度北日本図書館連盟整理部門研究協議会
・主 題 整理業務の諸問題一整理委託を中心として一
・期 日 昭和57年11月17日〜18日
・会 場 杉妻会館
・講 演 情報化社会に対応する整理業務について
多摩市立図書館長 伊藤峻
・事例発表(1)札幌市中央図書館整理業務委託について
札幌市中央図書館 小野靖喜
(2)整理業務委託の現状と課題
郡山市図書館 鵜川隆夫
(3)整理業務委託について
船引町図書館 吉田裕子
・研究協議 整理委託の諸問題
・参加者 61名