教育年報1983年(S58)-179/323page

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文化

    第1節 概     要

   県教育委員会では、豊かな風土と文化に支えられたうるお

  いのある生活の実現を求める県民の意識を背景に、先人の残

   した伝統的文化を継承しつつ、新しい文化を創造発展させる

  ため、"伝統を生かし創造性をはぐくむ文化活動の推進を

  スローガンに「文化活動の充実」、「文化活動指導者の養成確保」、

「文化施設の整備充実」、「文化の伝承の充実」を4本の

  柱とし、県民の自主性と創意性を尊重しながら、文化活動を

  更に活発にするための条件整備を積極的に展開したが、その

  成果は次のとおりである。

    1 文化活動の充実

  (1) 地域文化活動の促進

    県芸術祭は、いわき地区を中心に12の主催行事が実施

   された。また、参加行事は、県下一円で91行事が行われ、

   県民芸術文化活動の促進に大きな成果をあげた。

    文化のふるさと事業は、滝根町ほか3村で実施され、

   地域の特性を生かした文化活動が促進された。

  (2) 芸術鑑賞機会の充実

    移動芸術祭をはじめ、こども・青少年芸術劇場、

   県展移動展など、各種芸術鑑賞機会の充実に努めた。

  (3) 芸術活動発表機会の充実

    県展、県文学賞の実施と文化振興基金の利用を通じて、

   芸術文化活動発表機会の充実に努めた。

  (4) 文化振興基金の活用

    県民の文化活動の活発化に伴い文化振興基金に対する

   利用件数も増加し、また、57年度に新設された統合部門

   も多くの県民の文化活動促進のための推進力となった。

    2 文化活動指導者の養成確保

   芸術セミナーを文学、舞踊、彫塑、工芸、絵画、演劇の

  6部門で実施し、地域文化活動指導者の養成に努めた。

    3 文化施設の整備

  (1) 県立美術館、図書館建設の推進

    昭和55年度より設置された文化施設整備室は、室員も

   室長ほか20名となり、業務推進に努めた。

    県立美術館収集評価委員会を2回開催し、作品の選定

   収集にあたった。

    収集作品は、日本画10、国内洋画7、海外洋画2、

   国内版画41、国内彫刻3、海外版画9、計72点にのぼった。

    県立美術館、図書館の建設工事については、昭和57年

   7月11日に、美術館 (株)鹿島建設仙台支店、図書館

   (株)大林組仙台支店により着工して以来、工事も順調に進み、

   昭和59年3月19日に両施設とも建築工事が竣工した。

  (2) 県立博物館建設の推進

    福島県立博物館収集展示委員による収集展示委員会2

   回、展示委員会2回、計4回の会議をもち展示実施設計

   に伴う、総合展示の演出、部門展示の演出等について検

   討を行った。

    また、建築、展示工事の実施設計についても委託を行

 ない、基本設計を担当した、(株)佐藤武夫設計事務所、

(株)トータル・メデア開発研究所により、昭和59年3月23日

 24日にそれぞれ成果品の納入がなされた。

  一方、博物館建設準備と並行して行われている学術調査

 は3年目となり調査事業として4事業を行い貴重な資料を

 多数収集した。

 (3) 県文化センター施設・設備及び事業の充実

  県文化センターは、大ホールの音響設備の整備に努めた

 あと、57・58年度の2ヶ年間に小ホールの音響設備の整備

 が終了した。

  また、自主事業は、文化会館、美術博物館、歴史資料館

 において、スイスプチパレ美術館秘蔵展をはじめ、17事業

 を実施するなど、本県文化の振興に大きな成果を上げた。

 4 文化の伝承の充実

(1) 文化財指定調査等の推進

  文化財の保護を図るため、文化財基礎調査をはじめ、歴

 史の道保存調査、猪苗代湖周辺の民俗文化財調査等を実施

 し、県内に所在する文化財の実態を把握するとともに、新

 たに9件を県指定文化財に指定し、1件を指定解除した。

(2) 文化財保存の充実

  指定文化財等の保存修理、防災施設及び埋蔵文化財の発

 掘調査等の事業に対する助成を行うとともに、国・県営農

 用地開発に伴う開発地内遺跡等の発掘調査及び記録保存を

 図るなど、文化財の保存の充実に努めた。

(3) 文化財活用の促進

  文化財に対する理解を深め、愛護思想の高揚を図るため、

 昨年度に引続き県指定文化財に標柱等を設置したほか、県

 指定文化財の指定内容等を集録、解説した「福島県の指定

 文化財」(要録)の作成に着手した。

  また、第33同県民俗芸能大会、第4同県民謡まつりを昨

 年度に引続き開催した。

  さらに、文化財保護強調週間(11月1日〜7日)、文化財

 防火デー(1月26日)を通じ、文化財保護に対する啓蒙に

 努めた。

  第2節 文化活動の促進

 1 文化振興のための条件整備

(1) 文化行政め推進

 1) 市町村文化行政担当者会議

  ア 日   時 昭和58年5月24日

  イ 会   場 県文化センター

  ウ 参 加 者 138名

  エ 内   容

   (ア)文化課及び県文化センター事業の概要

   (イ)その他

 2) 芸術文化懇談会

   本県文化の将来への発展のために、出席者より提言を


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