教育年報1983年(S58)-283/323page
○個人理解の方法 ―事例研究法―
○自律訓練法の基礎
3) 講 師
○県立医科大学講師 金子元久
○県立医科大学助教授 八島祐子
○東京都立教育研究所教育相談部長 緑川尚夫
(3) 中・高教育相談講座
1) 期日・人員など
ア 第2次 前期 9月7日〜9月10日
後期 12月6日〜12月9日
イ 中学校教員 21名
高等学校教員 11名
2) 主な内容
○相談的教師 ―問題行動の気づきと処置―
○感受性訓練 ―感受性を高めるために―
○自我状態の分析 ―自分を知り他人を知る手がかり―
○Y・G性格検査の分析
○生徒指導における教育相談の役割
○樹木画テストの分析
○ロール・プレーイング(役割演技)
○行動カウンセリング ―行動療法をふまえて―
○カウンセリングテープ分析 ―良い例・悪い例―
○個人理解の方法 ―事例研究―
○カウンセリング実習
○教育催眠 ―催眠をどう生かすか―
3) 講 師
○文教大学教授 宇留田敬一
○川俣町立山木屋中学校長 佐藤晃暢
○県教育センター担当所員
(4) 学校カウンセラー養成講座
1) 期日・人員等
ア 第3次 前期 6月 6日〜 6月 9日
中期 10月25日〜10月28日
後期 1月23日〜 1月26日
イ 中学校教員 19名
高等学校教員 12名
2) 主な内容
○カウンセリングテーマ研究 (1)(2)(3)
○テストバッテリー
○カウンセリングの諸理論
○ロールプレーイングの実際
○サンド・プレイ(箱庭療法)の実際
○家族カウンセリングの進め方
○思春期の精神医学
○行動療法の基礎と実際
○思春期の生理と心理
○自律訓練法とバイオ・フィードバック法の実際
○カウンセリング実習
3) 講 師
○筑波大学教授 原野広大郎
○立教大学教授 平木典子
○県立医科大学助教授 八島祐子
○川俣町立山木屋中学校長 佐藤晃暢
○楢葉町立楢葉北小学校教頭 小川兼太郎
第3節 教育研究
1 教育課程の経営に関する研究
(1) 研究の視点
本研究は、学校経営の中核としての教育課程の展開とそ
の効果に焦点を当て、経営的発想に基づいて教育現場の実
状を見直した場合、計画-実施-評価を一連の経営過程と
してとらえるマネージメント・サイクルに問題があると
し、これが解決を目指して取り組んでいるものである。
最終年次の本年度は、過去二年間の成果と課題を踏まえ、
教育現場の各教師に理解される理論の要約と整理、教育現
場より開発を要請されている教育課程評価票(試案)の完
成、教育現場の実践上の諸問題解決に役立つ資料・事例の
収集と紹介、の三つを中軸として研究を進める。
(2) 研究の内容
教育課程の経営に関する研究(3年研究)
(3) 研究の概要(第3年次)
1) 理論編
○学校経営と教育課程経営
○教育課程経営の意義・機能
○教育課程評価
○教育課程の改善
2) 実 際 編
○教育課程評価の構想
○教育課程評価票(試案)開発に関する試行調査
○教育課程評価票(試案)の使用・活用法
3) 資 料 編
4) 紀要「教育課程の経営に関する研究―第3年次」刊行
2 学習指導と評価に関する研究
(1) 研究の趣旨
新しい教育課程の実施に当たって、各学校では、教育を
着実にしょうとする考えのもとに、教育評価についての関
心も高まり、評価の機能に着目した授業研究も多くなって
いる。評価を教育活動の一環としてとらえることは、一人
一人の児童生徒の個性や能力を十分に理解し、より確かな
授業を具現するうえから重要な課題である。
このような考えのもとに、児童生徒一人一人を伸ばす学
習指導と評価はどうあればよいか、3年計画で研究に取り
組むもので、本年度は第1年次で、評価についての理論研
究と各学校における「指導と評価」に関して、アンケート
方式による実態調査とその分析・考察を行った。
(2) 研究の内容
「学習指導と評価に関する研究」(第1年次)
(3) 研究の概要
教育評価に関する資料収集や理論研究を行い、併せて、
今後の研究の方向づけのため、県下の小・中・高等学校に
おける「指導と評価」についての実態調査をアンケート方
式によって行い、その集計処理並びに分析と孝察を行った。
アンケートの領域は、授業前の評価、授業中の評価、授業