教育年報1983年(S58)-297/323page

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第12章 福島県郡山少年自然の家

   第1節 概   要

  郡山少年自然の家は、恵まれた自然環境の中で、生き生き

 とした野外活動や集団宿泊生活を通じて、規律、協同、奉仕

 等の精神を体験的に学び、豊かな情操と社会性を養い、心身

 ともにたくましい少年を育てることを目的に開設され、昭和

 58年8月で11周年を迎えた。これを機に、施設・設備や研修

 活動内容等の一層の整備充実を図り、集団宿泊訓練による教

 育効果の向上に努めている。

  学校教育、家庭教育、社会教育がもつそれぞれの機能を補

 完、統合する社会教育施設として、今年度も次のような教育

 目標を掲げその達成に努めてきた。

  ○自ら進んで、楽しい活動をくり広げられる少年(自主性

   と創造性を養う)

  ○みんなと協力し、助け合い、励まし合う少年(思いやり

   と情操を養う)

  ○体力を高め、健康を増進して、働くことに喜びをもつ少

   年(社会性と連帯性を養う)

  1 運営委員会

 (1) 第1回運営委員会(昭和58年7月26日開催)

  内   容

   1) 昭和58年度教育目標、運営方針、重点目標及び実践

    事項について

   2) 昭和58年度事業実績について

   3) 昭和58年度施設・設備実施状況及び整備計画につい

    て

   4) 昭和58年度利用申込状況について

   5) 昭和58年度福島県青少年教育振興会助成による事業

    計画について

 (2) 第2回運営委員会(昭和59年2月17日開催)

  内   容

   1) 昭和58年度事業実績について

   2) 昭和58年度利用状況について

   3) 昭和58年度主催事業の実績並びに実施反省について

   4) 昭和58年度施設・設備実施状況について

   5) 昭和58年度福島県青少年教育振興会よりの助成事業

    について

   6) 昭和59年度運営方針、重点目標について

   7) 昭和59年度主催事業について

 (3) 運営委員会組織

  所長の諮問機関である運営委員会の委員は次の通りであ

 る。
氏     名 役    職    名
今泉修蔵 福島県公民館連絡協議会会長
(郡山市中央公民館長)
◎太田緑子 福島県青少年教育振興会会長
(太田総合病院理事長)

   
氏名 役職名
大谷恒雄 福島県PTA連合会副会長
(白河市立中央中学校PTA会長)
国馬善郎 郡山女子大学短期大学部助教授
添田信一 福島県小学校長会理事
(郡山市立金透小学校長)
○塙保貞 郡山市教育委員会教育長
橋本光男 福島県市町村教育委員会連絡協議会常任委員
(須賀川市教育委員会教育長)
宗像周一 福島県中学校長会理事
(郡山市立第五中学校長)
山口勇 福島県議会議員
(商工労働文教委員会委員)
山下淡童 福島県子供会育成会連合会副会長
◎印議長   ○印副議長

 2 昭和58年度重点目標と成果

 (1) 利用団体との連携と魅力ある施設づくり

  1) 利用団体の主体的活動を推進するため、研修会や事前

  打合、実地踏査等を通して、引率指導者の指導力向上を

  図り、施設の特色や機能及び利用のねらいを生かしたプ

  ログラムを編成して活動できるよう指導助言援助を行っ

  てきた。

 2) 入・退所及び各種のつどい等に利用団体の独自性が反

  映できるよう指導助言をしてきた。

 3) 生活時間帯を改定し、ゆとりのある研修生活ができる

  ようにした。

 4) 給食におひつ方式を採用し、家庭的雰囲気で個に応じ

  た食事、係活動が自主的に行われるように改善した。

 5) 関係機関の指導助言や利用者の意見や要望を運営改善

  に反映きせ、魅力ある施設づくりに努めた。

(2) 施設・設備の充実

 1) 浴室内の改修及び野営場屋外トイレの補修を行うとと

  もに、研修活動に必要な施設・設備に創意工夫を加え計

  画的に補修改善を実施した。

 2) 本館、野営用寝具の一部を更新した。

 3) 環境緑化に努め、うるおいのある環境の整備を図って

  きた。

(3) 現職教育の充実

 1) 各種研修会への参加と他施設の研修視察等をとおして

  資質の向上に努めてきた。

 2) 県内、県外の青少年教育施設との連携を密にし、職員

  研修の充実化を図った。

 3) 実技研修会を計画的に実施し、指導力の向上に努めた。

(4) 広報活動の強化

 1) 利用の促進を図るため、施設の紹介や利用者への情報

  提供を積極的に行い、啓発に努めた。

 2) 施設参観を奨励し、施設について正しい理解が得られ

  るように努めてきた。

(5) 主催事業の効果的運営


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