教育年報1984年(S59)-204/287page
6 学校給食改善研究指定(文部省、
県教育委員会)
(1)趣 旨
学校給食における今日の諸課題について、実践的な調査
研究を行い学校給食の改善充実を図るとともに、今後の給
食指導に役立たせるため
(2)研究事項
1) 学校全体で取り組む総合的な教育の場としての給食指
導の在り方と、学校及び児童生徒の実情に即した.多様で
創意ある給食指導
2) 学校又は共同調理場と家庭・地域との連携に配慮した
学校給食の改善、工夫
3)良質な学校給食用物資の安定的確保を図るための工夫
(3)研究期間 2年間
(4)指定校(場)一覧
管内 市町村教委 学校(場)名 校長(場長)名 指定 指定年度 研 究 主 題 国 県 県南 塙 町 塙町字校給食センター 鈴木正則 ○ 58〜59 学校との連携及び地域の実情に即した学校給
食センターの運営はどのようにしたらよいか県北 白沢村 糠沢小学校 長根智 ○ 59〜60 児童、生徒の実態に即した多様で創意のある
給食指導会津 昭和村 昭和村学校給食センター
(昭和中学校)酒井高美
(酒井弘)○ 59〜60 郷土を愛する豊かな心を育て号給食指導
7 学校給食調理コンクール
学校給食の食事内容の充実向上と多様化、高度化を図るた
め、学校栄養職員及び調理従業員の調理技術の研さんと意欲
の高揚に資するため、学校給食調理コンクールを開催した。
(1)主 催
福島県教育委員会、側)福島県学校給食会、
日本学校健康会
(2)後 援
文 部 省
(3)期日及び会場
期日昭和59年8月9日(木)
会 場 (財)福島県学校給食会
(4)出 場 者
各教育事務所から選抜された7チーム(1チーム編成3
名)
(5)競技の内容
1)競技内容は、献立の作成と調理とした。
2)献立の種類及び数量は、自由献立と課題献立でそれぞ
れ5人分とした。
3)食材料費は、自由献立について1食当たり150円(主食、
牛乳は除く)とした。
4)課題献立は、冷凍牛肉(スライス用)を使った(課題
名は指定しない)調理とした。
(6)競技の結果
1) 文部省体育局長賞(課題献立)
相馬市立中村第一小学校(相双)
2) 日本学校健康会理事長賞(自由献立)
福島市立福島第四小学校(県北)
3) 福島県教育委員会教育長賞(総合)
北塩原村学校給食共同調理場(会津)
4) (財)福島県学校給食会長賞
浅川町学校給食センター
表郷村立表郷小学校
田島町立田島小学校
いわき市立平南部学校給食共同調理場
8 学校給食の実施計画に係る調査
昭和59年5月1日現在で、完全給食未実施の小学校43校、
中学校48校について行った調査の結果は次のとおりである。
(1)完全給食の実施について
1) 現在実施できない理由
(8.3%)
※市町村の財政事情を理由にあげる学校が多数を
占めている。
2) 今後の計画について
※「具体的計画がある」「前向きで検討する」を
合わせて小中学校とも約半数あるので実施に向
けて指導する必要がある。