教育年報1984年(S59)-261/287page

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福島県郡山少年自然の家

  第1節概     要

 郡山少年自然の家は、恵まれた自然環境の中で、生き生き

とした野外活動や集団宿泊生活を通して、豊かな情操と社会

性を養い、心身ともにたくましい少年を育てることを目的と

して開所され、昭和59年8月で12周年を迎え、同年11月に延

利用者が60万人に達し、これを機に、施設、設備や研修活動

内容等の一層の整備充実を図り、集団宿泊訓練による教育効

果の向上に努めている。学校教育、家庭教育、社会教育がも

つそれぞれの機能を補完しあう社会教育施設として、次のよ

うな教育目標を掲げ、その達成に努めてきた。

 ○自ら進んで、楽しい活動をくり広げられる少年(自主性

  と創造性を養う)

 ○自然を愛し、1人を愛する豊かな心をもつ少年(思いやり

  と情操を養う)

 ○みんなと協力し、助け合い、励まし合う少年(社会性と

  連帯性を養う)

 ○体力を高め、健康を増進して、働くごとに喜びをもつ少

  年(健康な心身と実践力を養う)

  1 運営委員会

(1)第1回運営委員会(昭和59年7月13日開催)

 内   容

  1) 昭和59年度教育目標、運営方針、重点目標及び実践

   事項について

  2) 昭和59年度事業実績について

  3) 昭和59年度施設、設備実施状況及び整備計画につい

   て

  4) 昭和59年度利用申込状況について

  5) 昭和59年度福島県青少年教育振興会助成による事業

   計画について

(2)第2回運営委員会(昭和60年2月15日開催)

 内  容 

  1) 昭和59年度事業実績について

  2) 昭和50年度利用状況について

  3) 昭和59年度主催事業の実績並びに実施反省について

  4) 昭和59年度施設、設備実施状況について

  5) 昭和59年度福島県青少年教育振興会よりの助成事業

   について

  6) 昭和60年度教育目標、運営方針、重点目標及び実践

   事項について

  7) 昭和60年度主催事業について

(3)運営委員会の組織

  所長の諮問機関である運営委員会の委員は次の通りであ

 る。

 
氏名 役職名
◎太田緑子 福島県青少年教育振興会長
(太田総合病院理事長)
大谷恒雄 福島県PTA連合会副会長
(白河市立白河中央中学校PTA会長)
国馬善郎 郡山女子大学短期大学部助教授
佐藤春男 福島県公民館連絡協議会副会長
(船引町中央公民館長)
添田信一 福島県小学校長会理事
(郡山市立金透小学校長)
○塙保貞 郡山市教育委員会教育長
橋本光男 福島県市町村教育委員会連絡協議会常
任委員(須賀川市教育委員会教育長)
山甲勇 福島県議会議員
(商工労働文教委員会委員)
山下淡童 福島県子供会育成会連合会副会長
(須賀川市子供会連合会長)
渡辺一三郎 福島県中学校長会副会長
(郡山市立郡山第一中学校長)
◎印、議長 ○印、副議長

  2 昭和59年度重点目標と成果

(1)利用団体との連携と魅力ある施設づくり

 1) 利用団体の主体的活動を推進するため、研修会、事前

  打合せ、実地踏査等を通して、引率指導者の指導力向上

  を図り、施設の特色や機能及び利用のねらいを生かして

  内容の精選、創意工夫を重ね、ゆとりあるプログラムを

  編成して活動できるよう指導助言援助に努めてきた。

 2) 利用団体の独自性が入退所式やつどいに生かされるよ

  う指導助言をしてきた。

 3) 各研修活動の内容を見直し、利用団体の創意工夫を生

  かして、ねらいが達成できるよう研修活動内容の多様化

  を図った。

 4) 関係機関の指導助言や利用団体の意見や要望を運営改

  善に皮映させ魅力ある施設づくりに努めてきた。

(2)施設、設備の充実

 1) 食堂前手洗場の新設により、食前の手洗いが円滑に励

  行されるようになった。

 2) 研修活動に必要な施設、設備に創意工夫を加え、計画

  的に補修改善を実施した。

 3) 本館、野営用寝具を年次計画により更新した。

 4) 環境整備と緑化に努め、うるおいのある環境づくりを

  図った。

(3)現職教育の充実

 1) 各種研修会への参加と他施設の研修視察を通して、資

  質の向上に努めてきた。

 2) 県内外の青少年教育施設との連携を密にし、研究協議



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