教育年報1984年(S59)-268/287page
少年のつどい」「少年スキー教室」を開催し、少年たちの
冒険心と夢を育て、スキーの実技の向上を図り豊かな人
間性を育成することができた。
3) 豊かな自然の中で、親と子のふれあいを深め、他家族
との親睦を図る目的で開催した「冬山にいどむ親子のつ
どい」「親子白銀のつどい」は、それぞれ、多くの参加者
があり、効果をあげ、終了できた。
4) 唯一の補助事業である「野外活動実技指導者研修会」
は、今後青少年教育のため、ますます求められる野外活
動に必要な実技研修を進めることができた。
(5)施設・設備の保全と事故防止の徹底
1) 防災組織を確立し、責任体制を明確にして、日常及び
月例点検を実施し、施設・設備の保全に努めた。
2) 利用団体の事故防止の指導徹底を図るため、特に、事
前研修会及び事前打合せ会時に引率指導者に対する指導
に努め、また、具体的な活動の各場面で、指導の徹底を図
った。
3) 防災訓練を定期的に開催し、防災器具、器材の操作法
の訓練を実施すると共に、広大な活動敷地の保全と山火
事防止のため、野外パトロール隊を編成して、これにあ
たった。
4) 関係機関に建物の防火査察、保安点検、環境衛生等を
依頼し、建物の保全と事故防止に万全を期した。
5) 食中毒の防止については、月例給食委員会を開催し、
予防指導と食品の衛生管理に努め、調理員の衛生指導の
徹底を図った。
6) 野外活動コース及び野外施設の安全点検と有害昆虫等
の駆除に努め、野外活動における事故防止に万全を期し
た。
(6)職員研修の充実と資質の向上
1) 少年自然の家の望ましい運営に関する所内研修を計画
的に実施し、職員の資質の向上を図った。
2) 研修会・講習会への参加を積極的に進め、施設運営及
び指導についての研修を深めることができた。
3) 全国及び東北・北海道地区少年自然の家との連携を密
にし、県内社会教育施設との協力を深め、研修効果を高
めることができた。
4) 児童生徒の意欲を高め、自主的活動を促進するための
効果的な指導助言の在り方について研究をすすめた。
5) 施設利用の教育効果を高めるため、指導資料の作成と
改善を進め、特色ある活動事例の集積に努めた。
3 職員組織
職名 所長 次長 主査 主事 主任社会
教育主事指導
主事社会教育
主 事運転手
兼用務員計 人員 1 1 1 1 1 5 1 1 12
第2節 施設・設備の概要
1 所 在 地
福島県河沼郡会津坂下町大字八日沢字西東山4495-1
2 敷地面積
251,432m2
3 建 物
(1)本館建物
1) 管理研修棟(鉄筋コンクリート造、2階建)998.8m2
2) プレイボール(高床鉄筋平屋建) 913.3m2
3) 宿泊棟(鉄筋コンクリート造、2階建) 2,471.5m2
4) アセンブリホール(鉄筋コンクリート造、平屋建)
397.7m2
5) 機械室棟(鉄筋コンクリート造、3階建) 261.4m2
6) 廊下(鉄骨造) 99.8m2
計 5,142.5m2
(2)野外建物
1) 浄化槽(鉄筋コンクリート造、平屋建) 16.6m2
2) ロッジ(木造平屋建)10棟 延350.0m2
3) 野外活動管理センター(鉄筋コンクリート、平屋建)
154.0m2
4) 炊事場(鉄筋コンクリート造、平屋建) 84.0m2
5) 高置水槽(鉄筋コンクリート造、平屋建) 36.0m2
6) 薪倉庫(コンクリートブロック造、平屋建) 9.9m2
7) 車庫(鉄筋コンクリート造、平屋建) 49.6m2
8) 野外便所(鉄筋コンクリート造、平屋建) 53.8m2
計 753.9m2
(3)公 舎
所長公舎(木造モ々タル造、平屋建) 89.4m2
4 宿泊施設
・本 館 300名
・ロッジ 150名(テント10張、60名)
5 野外施設
(1)フィールドアスレチック(25ポイント、約1km)
(2)野外活動コース
1) フィールドワーク 3コース
2) オリエンテーリング 7コース
3) ハイキングコース 7コース
4) ウォークラリーコース 4コース
5) コンパスラリーコース 6コース
(3)つどいの広場、ふれあいの広場、運動広場
(4)野外照明 11基
(5)営火場 4か所
(6)野営場 2か所
(7)その他
スキー・そり乗り場、冒険の森、昆虫の森
6 主な備品
(1)体育用備品
1) 屋 内 卓球台、バドミントン、ドッジボール、
ミニバスケットボール、タンバリン、跳
なわ、キャンドルファイヤー用具
2) 屋 外 スキー用具(230人分)、そり(80人分)、