教育年報1985年(S60)-266/279page
研修会」は、優れた講師陣の指導により充実した技能を
修得させた研修であった。各地域・職場・学校でのよき
レクワーカーとしての資質を高めていった。
(3) 現職教育の推進
○指導職員の英智を結集することにより、研修種目の開発
や研修の内容方法の改善工夫を、具体的に策定するプロ
ジェクトをねらいとした。
○各種研修会への積極的な参加、視察により学んだ点の導
入、伝達講習や共同研究により、教育施設専門職として
の資質向上につとめた。
○多様化するニーズや各種団体の要望に対処できるような
教材整理・研究を行うとともに、望ましい自主・主体的
な研修団体のあり方について協議・共通理解を図った。
(4) 安全管理の推進
○入所研修団体に安全指導の万全を期してもらうよう、研
修種目・領域ごとに、安全指導の観点・チェックポイン
トを具体的にあげ、「安全指導の手引」を編集し発行した。
個票としても利用できる用意をした。
○日常の安全点検を確実に徹底して実施、海水浴・野外活
動においても、施設設備面の事故防止に努めたので、今
年度も無事故を達成した。
○給食委員会を中心に、食堂や厨房の衛生管理や献立の改
善につとめ、また、入所時の持参弁当にも配慮を願うよ
う団体に要請するなどの万全の策をとったので、食中毒
は皆無であった。
○緊急時用所内電話設置や、防火安全定期点検の確実な実
施、防災訓練の計画的な実施など、防災体制の強化に努
めた。
(5) 施設設備の充実
○宿泊棟屋根が10年間の老朽で雨漏り個所ができたので、
全面の改修工事を施工した。
○風呂場の内装塗装、タイル張り替え工事施工、憩いの場
の雰囲気を一新した。
○宿泊部屋の天井等の内装一部改装、明るい快適な宿舎に
面目を新たにした。
○休憩室ロビーを中心に「海浜展」ディスプレイに工夫を
こらした。近海の魚類写真、模擬砂浜、漁船用大網に大
漁旗、大平洋の景色の壁画、カメなどの標本など、マリ
一の雰囲気をだすようにした。
○研修活動・研修案内コーナーに大型写真パネルを展示し、
視覚的に当所の研修内容を紹介した。
○本年度も、「花いっぱいコンクール」で6年間連続して特
別賞を受賞した。
○日本生命財団より、サイクリング車43台、ローラースケ
ート50台、三脚つき双眼鏡10台、自然観察用図書などを
寄贈され、研修内容が豊かになり研修生に喜ばれている。
第2節 施設・設備の概要
1 所 在 地
福島県相馬市磯部字大洲38番地3
2 敷地面積
200,000m2
3 建物面積
3,916m2
4 宿泊定 員
本 館 定員200名(8人用部屋22、12人用部屋2)
キャンプ場 定員100名(5人用テント 20張)
5 施設・設備
本館 2,741m2
体育館 736m2
総合研修館 410m2
キャンプ場 2,800m2
運動広場 15,850m2
そ の 他 1)自然遊歩道 2)オリエンテーリングコ
ース 3)フィールドワークコース 4)ウ
ォークラリーコース 5)グリーンアドベ
ンチャーコース 6)ハイキングコース
7)サイクリングコース 8)海水浴場 9)
キャンプファイヤー場
6 備 品
(1) ピアノ、オルガン、16ミリ映写機、スライド映写機、TV
〈4〉、VTR、OHP、三脚付双眼鏡<10>、天体望遠鏡、
星座早見表、ステレオ、テープレコーダ〈3〉、ワイヤレス
アンプ、トランジスターメガホン、アコーディオン、ギタ
一、レコード、放送設備
(2) サイクリング車〈60〉、自転車〈10〉、一輪車<12>、ロー
ラースケート〈50〉、竹馬〈30〉、トランポリン〈1〉、卓球
台〈4〉、チェックボール、インデアカ<2>、ペンタック、
バドミントン、バレーボール、その他
第3節 利用状況
1 月別利用状況
項目/月 団 体 数 実利用者数 延宿泊者数 延利用者数 4 31 2,344 3,726 6,070 5 21(5) 1,998(262) 3,430(262) 5,428 6 34(10) 2,419(539) 4,119(539) 6,538 7 44(21) 2,637(1,266) 5,215(1,369) 7,852 8 51(22) 2,980(1,229) 5,236(1,362) 8,216 9 21(4) 1,853(263) 2,910(263) 4,763 10 12 841 1,273 2,114 11 6 277 394 671 12 7 418 450 868