教育年報1985年(S60)-271/279page
福島県文化センター
第1節 概 要
福島県文化センターは、地方自治法第244条第1項の規定に
基づき、県民の文化の振興をはかることを目的として設置さ
れたもので、福島県文化会館、福島県歴史資料館の二つの施
設をもって構成されている。
このセンターの管理運営は、昭和45年9月設置当初から県
が財団法人福島県文化センターに委託し、同法人はこの施設
の設置目的に沿って各種の文化事業を展開し、あるいは資料
の収集、整理、保管、調査研究等を行うほか、この施設を管
理するとともに、一般県民の文化活動の場として和用に供し
ている。
1 業 務 内 容
福島県文化センターを構成する施設の業務内容は、概ね次
のとおりである。
(1) 文化会館
○文学、音楽、演劇、舞踊等の芸術の振興に関すること。
○社会科学、自然科学等の学術の振興に関すること。
○文化会館の施設及びその附属設備の利用に関すること。
(2 )歴史資料館
○県に関する文書資料、考古資料、民俗資料その他の歴史
資料の収集、整理、保管及び展示に関すること。
○歴史資料に関する調査研究及びその利用に関すること。
○歴史資料に関する講演会、講習会、映写会、研究会等の
主催及びその開催の援助に関すること。
2 役員及び職員組織
文化センターを構成する施設は、財団法人福島県文化セン
ターの事務組織によって運営されており・役員及び職員組織
は次のとおりである。
(1 )理事・監事
役 職 氏 名
理事長 松平勇雄
副理事長 友田昇
副理事長 邊見栄之助
理 事 庄川幸一
理 事 高城勤治
理 事 吉田修一
理 事 角田道子
理 事 佐藤昌志
監 事 青柳啓治郎
監 事 大塚勉
(2) 職員組織
○総務部 総務課 施設課
○事業第一部 企 画 課 普 及 課
○事業第二部 歴史資料課 遺跡調査課
次に、文化センターの事業運営に関しては、館長の諮問機
関として専門委員会が設置されており、事業の企画、実施に
ついて館長の諮問に応じている。
(3) 専門委員会
役 職 氏 名 役 職 氏 名 委員長 本多隼男 委 員 鈴木完一 副委員長 太田美恵子 委 員 高橋哲夫 委 員 穴沢■光 委 員 武田知行 委 員 岩崎敏夫 委 員 高野広治 委 員 菅野輝栄 委 員 田中寛之 委 員 小林清治 委 員 渡辺良雄 委 員 佐藤良一
第2節 施設・設備の概要
1 施 設
所在地 福島市春日町5一54
敷地面積 20,654m2
建築面積 5,430m2
建築延面積 11,640m2
構造鉄骨、鉄筋コンクリート造り地下1階、地上
3階、塔屋1階
竣 工 昭和45年7月31日
(1) 本 館
地階 中央監視室、空調、電気機械室、奈落
1階大ホール(1,943席)、小ホール(444席)、リハーサ
ル室(107m2)、和室(20畳2室)、楽屋(4室)、浴
室(2室)、視聴覚室(108席)、会議室(24名)IT
V室、事務室、収蔵庫等
2階 会議室兼展示室(466m2)、事務室、収納室、食堂等
3階 展示室(505m2×2室)、ギャラリー(363m2)、事務
室、倉庫等
(2) 歴史資料館
1階 展示室(180m2)、事務室
2階 事務室、、研究室、閲覧室、マイクロフィルム室、文
書庫(252m2)等
3階 文化財収蔵庫(455m2)、文書庫(252m2)
2 設 備
(1) 一般設備
空気調整設備、冷暖房、換気設備
給排水衛生設備 給排水、ガス
防災設備 スプリンクラー、ドレンチャー、ガス消火設備、
消火栓、非常用放送設備、避難誘導設備、煙・
熱感知器等
エレベーター設備 乗用(11人乗)、荷物専用(4t)
電気設備 変電設備750KVA、500KVA、250KVA、100
KVA×3、75KVA、トランス7台、契約電力
600kW一般照明(螢光灯、白熱灯)、内線電話(自
動交換)、ITV設備、TV中継設備、館内放送