教育年報1986年(S61)-109/213page
教育
事務所担当地区 氏 名 所属・職業 会津 両沼 本田昇 県立若松女子高等学校 耶麻西部 佐藤重吉 高郷村立高郷第三小学校 耶麻北部 佐原義春 熱塩加納村教育委 員 耶麻東部 渡部好昭 県立猪苗代高等学 校 南会津 南会津西部 安藤正教 南郷村史編さん室 南会津東部 細井敬介 奥会津地方歴史民俗資料館運営委員 相双 相双北部 石原敬彦 県立相馬女子高等学校 相双中部 玉川一郎 県立原町高等学校 相双南部 山田廣 浪江町立浪江中学 校 いわき いわき北部 木暮幸雄 県立磐城高等学校 いわき南部 渡辺一雄 いわき市立内郷第一中学校 昭和61年度文化財パトロール実施件数
教育
事務所地区 市町村数 パトロール
対象箇所数管内計 パトロール
実施件数
(年2回)県北 福島 1 27 伊達 9 27 81 162 安達 7 27 県中 郡山 1 32 岩瀬 5 29 116 232 石川 5 28 田村 7 27 県南 西白河 7 30 59 118 東白川 5 29 会津 北会津 4 26 両沼 5 26 耶麻西部 4 28 135 270 耶麻北部 4 30 耶麻東部 4 25 南会津 南会西部 4 17 35 70 南会東部 3 18 相双 相双北部 4 22 相双中部 3 25 70 140 相双南部 7 23 いわき いわき北部 1 27 54 108 いわき南部 27 計 21 90 550 550 1,100 2) 文化財保護指導者講習会
ア 趣 旨
文化財に関する知識の普及と愛護精神の高揚を図るた
め、文化財保護について指導的立場にある関係者に対し
文化財に関する専門的事項について講習を行い市町村に
おける文化財保護行政の進展に資する。
イ 期日及び会場
昭和61年7月30日〜31日 福島いこいの村「なみえ」
ウ 講義及び講師
「日本民俗学の原点」
福島県文化財保護審議会委員 岩崎敏夫
「地名保存運動の成果と展望」
宮泉銘醸株式会社取締役社長 宮森泰弘
「民家園の運営」
福島市教育委員会主事 柴田俊彰
「民俗芸能の継承と発展」
国立歴史民俗博物館教授 小島美子
「浪江町の文化財」
福島県立原町高等学校教諭 玉川一郎
「地域研究の方法と課題」
いわき地域学会代表 里見庫男
「横穴墓を考える」
国学院大学文学部教授 乙益重隆
エ 現地研修
権現堂城跡ほか
2 文化財保存調査の推進
1) 文化財基礎調査(山岳信仰調査)
文化財の保護と指定推進の資料とするため、昭和61年度
より3年継続で調査を実施している。
昭和61年度 中通り、浜通り地域の悉皆調査
昭和62年度 会津地域の悉皆調査、中・浜通り地域の
二次調査
昭和63年度 会津地域の二次調査、報告書刊行
専門調査員 県文化財保護審議会委員
岩崎敏夫
2) 諸職調査
県内各地に伝承されてきた生活用具、用品等を製作する
伝統的技術は、地域に根ざした無形の民俗文化財として、
価値の高いものである。これらの技術をもった職人の職種
について、昭和60年度より2年継続で調査し、記録する。
昭和60年度 90種調査
昭和61年度 70種調査 報告書刊行
専門調査員 県文化財保護審議会委員
岩崎敏夫
同 高瀬喜左衛門
いわき短期大学学長 佐藤次郎
3) 中世城館跡調査
近年、開発行為により、影響が懸念される中世の城、館、
屋敷、砦、峰火台、物見台跡等を中心とする関連遺跡につ
いて、位置、規模、遺構の残存状況、周辺の歴史的状況等
について、昭和60年度より3年継続で調査し、記録保存を
図る。