教育年報1986年(S61)-178/213page

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美     術     館

第1節 概    要

 福島県立美術館は、様々な観点による企画展を中心に館利

用者が増加した。また、多岐にわたる地道な調査研究活動の

成果の蓄積は、将来にわたり館事業の充実した展開に貢献で

きよう。今年度の美術館事業の概要は、次の通りである。

 1 美術館運営協議会

 委員を次の方々に依嘱し、2回開催した。

(1) 委   員

 羽田義光 福島県中学校教育研究会長

 六角宏 福島県高等学校教育研究会長

 渡辺良雄 福島県芸術文化団体連合会長

 邊見榮之助 福島県文化センター館長

 遠藤正二 福島県議会議員

 太田美恵子 福島県市町村教育委員会連絡協議会長

 畑孝一 福島大学教育学部長

 佐藤光 文化を考える県民会議代表

 匠秀夫 美術評論家

 岡国英 福島県青少年団体連絡協議会副会長

(2) 協議会の開催

 第1回 昭和61年10月29日

  ・昭和61年度事業実績について

  ・昭和62年度予算要求案について

  ・昭和62年度事業計画案について

  ・福島県立美術館の運営について

 第2回 昭和62年3月20日

  ・昭和61年度事業実績について

  ・昭和62年度予算の概要について

  ・昭和62年度事業計画の概要について

  ・福島県立美術館の運営について

 2 他館との連携

 展覧会の企画、館運営、教育普及、調査研究等について、

他館および関係機関との情報や意見の交換、研修等を行った。

  ・全国美術館会議(会員)

  ・美術館連絡協議会(会員)

  ・日本博物館協会(評議員)

  ・東北地区博物館協会(理事)

  ・日本博物館協会東北支部(理事)

  ・福島県博物館連絡協議会(会長)

第2節 美術品等の収集・

       保存事業

 常設展の充実のために、美術品の収集をすすめた。また、

美術品の保全に努めるとともに、他館等への貸し出しについ

ても協力した。

 1 収蔵品点数一覧

        (昭和62年3月31日現在)

 2 収集評価委員会

(1) 委   員

  三木多聞 国立国際美術館長

  嘉門安雄 ブリヂストン美術館長

  大島清次 世田谷美術館長

  桑原住雄 武蔵野美術大学教授

  佐藤光 元福島県文化センター館長

(2) 委員会の開催

     昭和62年3月10日

  ・収集候補作品の審議について

  ・その他

 3 昭和61年度収蔵作品

                       (昭和62年3月31日現在)

種別 作家名 作 品 名 点数 備考 合計
日本画 速水御舟 女二題 其二 1点 購入 1点
国内洋画 安井曽太郎 夕ーブルの上 1 購入 3
村上善男 卍町に釘打ち(参)ほか 2 受贈
国内版画 日和崎尊夫 メルヘンほか 2 受贈 2
日下部鳴鶴 五言絶句 1 受贈 1
合 計   7点

 4 美術品等の管理・保存

(1) 管理施設・収蔵品等の保護

  ・管理施設等の消毒     昭和61年8月5日〜7日

  ・収蔵庫Aと美術品の燻蒸  昭和62年3月3日〜6日


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