教育年報1986年(S61)-175/213page
文庫世話人、一般 200名
・講 演 大人の戸口で
一思春期(10代)の人たちの本一
児童文学評論家 清水真砂子
6 広報資料の発行
(1) 館報「あづま」
第37巻第1〜4号(通巻218〜221号)を発行し、
市町村教育委員会、図書館、公民館等へ配布した。
発行部数 各2,000部
(2) 昭和61年版福島県公共図書館・公民館図書室実態調査
県内公共図書館・公民館図書室の実態を把握し、図書館活動
の振興に資するため、昭和54年度から毎年実施し、報告書
にまとめているものである。
昭和61年4月1日現在の調査結果の主要な点をあげると、
市町村図書館と公民館図書室を合わせた蔵書冊数は1,995,994
冊で、県民1人当り0.96冊(前年度0.88冊)、年間増加図書
冊数は192,350冊である。
また、昭和60年度中の貸出図書冊数は3,151,067冊(県
民1人当り1.52冊)であり、前年度に比べると総冊数では
427,786冊増である。発行部数450部。
第5節 図書館協力
「図書館の図書館」としての機能を十分に発揮し得るよう
にと、新たに「福島県立図書館における相互協力のための資
料貸出要綱」と「福島県立図書館協力車事業要綱」を制定し
実施した。
また、県公共図書館協会でも、県内の相互協力体制を更に
充実強化するために「福島県公共図書館協会における相互協
力のための資料貸借規程」を制定した。
1 相 互 貸 借
従来は、県内外を問わず、北日本図書館連盟の相互貸借規
程に基づいて行ってきたが、公民館図書室などにはあまりな
じまず、利用も消極的であった。
本年度がらは、独自の要綱を制定したことにより、相互協
力の必要性が再認識され、利用館数も次第に増えてきている。
なお、相互貸借の円滑な運営を図るため、「福島県立図書館
相互協力関係例規集」を作成し、図書館、公民館図書室等へ
配布した。
2 研 修 会
(1) 図書館長研修会
・期 日 昭和62年2月27日
・会 場 県立図書館
・参 加 者 公共図書館長 20名
・講 演 私と美術との出会い
県立美術館長 原田実
(2) 図書館職員(司書)研修会
・期 日 昭和61年11月14日
・会 場 郡山市図書館
・参加 者 公共図書館・公民館・類縁機関職員 50名
・講 義 図書館マニュアルについて
日本経済研究所主任研究員 国分信
3 図書館業務連絡会議
全県的な図書館サービス網の充実を図ることを目的として
県内公共図書館間の協力体制のあり方や今後の図書館業務の
方向について協議した。
(第1回)
・テーマ 1) 資料相互貸借について
2) 協力車の運行について
・期 日 昭和61年4月22日
・会 場 県立図書館
・参 加 者 公共図書館職員 20名
(第2回)
・テ 一 マ 相互協力を活発にするための方法の検討
・会 場 郡山市図書館
・参 加 者 県中地区の公共図書館・公民館職員 20名