教育年報1986年(S61)-180/213page
(6) 拡大常設展(後期) 1月15日〜2月1日
・渡部菊二の作品と県作家の木彫
年間常設展入場者数 25,336人
(無料12,374人・有料12,962人)
2 企 画 展
(年間企画展有料入場者数 73,958人)
展覧会名 会期(月.日) 有料入場者数 大原美術館所蔵品展 4.19〜5.18 14,695 浮世絵名品百選展 5.31〜6.29 8,623 いわさきちひろ展 7.12〜8.24 20,741 英国・国立ウェールズ美術館展 8.30〜9.28 15,034 関根正二とその時代展 10.10〜11.9 6,097 川上澄生版画展 11.15〜12.14 3,509 福島の美術家たち 1 2.14〜3.22 5,259 第4節 調査研究事業
美術館としての機能を充実させるために、多岐にわたる調
査研究をすすめた。その項目は次のとおりであり、成果とし
ての研究紀要第2号も発行した。
1 研 究 項 目
1) 作家 2) 作品 3) 技法 4) 美術史
5) 保存 6) 教育普及 7) 展覧会 8) 運営
9) 県内外の展示施設 10) 美術館利用者の動向他
2 研究紀要第2号の概要
一執筆は県立美術館学芸員一
1) 前田寛治一その写実観をめぐって一 早川博明
2) 快慶における来迎の造形とその展開 村田真宏
3) 亜欧堂田善の「医範提綱内象銅版図」について
岡部幹彦
4)淡絵(だみえ)新考 二階堂充
第5節 普 及 事 業
県民の美術に対する関心や欲求は多様で深いものがある。
そのニーズに応えるべく様々な事業を行った。その概要は、
次のとおりである。
1 講演会の開催
(1) 定期講演会
1) 「美術の楽しみ」 5月5日(110人入場)
講師 本間 正義 埼玉県立近代美術館長
2) 「絵画の修復」 9月15日(90人入場)
講師 黒江 光彦 美術史家・絵画修復家
(2) 企画展講演会
1) 「大原美術館一その歴史とコレクションー」
4月20日 (240人入場)
講師 藤田慎一郎 大原美術館長
2) 「浮世絵の魅力」6月15日 (230人入場)
講師 小林忠 学習院大学教授
3) 「いわさきちひろの世界」 7月27日 (310人入場)
講師 飯沢匡 いわさきちひろ絵本美術館
長・劇作家
〃 松本猛 いわさきちひろ絵本美術館
副館長
4) 「ターナーと印象派の画家たち」
8月31日 (190人入場)
講師 千足伸行 成城大学教授
5) 「関根正二一その作品をめぐって一」
10月26日 (90人入場)
講師 陰里 鉄郎 三重県立美術館長
6) 「川上澄生の世界」 11月23日(70人入場)
講師 竹山博彦 栃木県立美術館主任学芸員
2 映画会の開催
1) 「野良犬」 4月27日 (250人入場)
2) 「隠し砦の三悪人」 5月25日(290人入場)
3) 「雨月物語」 6月29日(250人入場)
4) 「祇園の姉妹」 7月20日 (160人入場)
5) 「東京物語」 8月17日(170人入場)
6) 「秋刀魚の味」 9月28日 (260人入場)
7) 「誰が為に鐘は鳴る」10月19日(470人入場)
8) 「赤と黒」 11月30日(540人入場)
9) 「地下水道」 12月21日 (310人入場)
10) 「灰とダイヤモンド」 1月25日(280人入場)
11) 「自転車泥棒」 2月22日 (430人入場)
12) 「大いなる幻影」 3月22日(220人入場)
3 実技講座の開催
(1) 親と子の美術教室 一小学生と保護者10組程度対象一
1) 1日コース
講座名 紙で遊ぶ 木で作る 年賀状版画を作る 内容 身近かな材料によ 木を使った楽しい さまざまな版画に る楽しい造形 玩具の工作 よる表現 期日 7月6日 9月23日 11月16日 講師 佐久間敬(福島大学助教授) 2) 半日コース(夏休みコース)
講座名 動物に乗って 風と遊ぶ 内容 紙粘土とあき缶による造形 針金を使ったモビール 8月9日 8月10日 講 師 梶田幸恵(宮城教育大学助教授)