教育年報1987年(S62)-126/225page

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保健体育

第1節 概     要

 「第3次福島県長期総合教育計画」及びこの計画の「第1

期実施計画」に基づき「未来をひらく、心豊かな、たくまし

い人間」の育成をめざして、保健体育課においては、体育・

保建・安全・給食の各分野の相互連携を図りながら昭和62年

度福島県教育委員会重点施策の一つである「健康で活力ある

生活をめざす保健体育・スポーツの推進」を柱として各施策

の推進を図った。

 さらに昭和70年に本県で開催される第50回国民体育大会

の総合開閉会式場をはじめとする会場地を選定するとともに

県競技力向上対策本部を設置し、組織の整備拡充、指導者の

養成・確保、選手の育成強化などを柱とした競技力向上推進

総合計画を策定するなど、第50回国民体育大会の開催準備

の推進に当たった。

 1 学校体育の充実

 学校体育担当教員の資質向上のため、格技(柔道・剣道)

段位認定講習会をはじめ、各種体育実技指導者講習会を開催

した。特に、教職員を対象とする講習会には民間の優れた指

導者を派遣するとともに、児童・生徒を対象とする指導協力

事業には豊富な経験を持つ民間指導者を学校に派遣して、児

童・生徒の運動技能の向上及び教職員の指導力の向上を図っ

た。

 また、県教委指定の集団安全行動推進校(小1校)の3年

間の研究推進をはじめ、文部省指定の「体力つくり推進校」

「格技指導推進校」、県教委指定「体力つくり研究推進校」

の実践研究及び公開発表を契機として、その成果を地域の学

校に普及させるとともに、県下児童・生徒の体力・運動能力

の実態を把握するためのスポーツテストを実施し、その分析

結果を十分活用し、各学校の実態に応じた体力つくりの推進

を図った。

 さらに、小学校運動競技奨励事業を拡充し、陸上及び水泳

の基礎的な運動能力の向上を図った。

 2 学校保健・学校安全の充実

 学校における保健教育・保健管理の充実を図るため、学校

保健関係教員を対象に、保健主事・養護教諭講習会をはじめ

保健教育・安全教育指導者研修会、新採用、5年経験、中堅

の各養護教諭研修会等を開催し、資質の向上に努めた。

 また、教職員、児童・生徒の疾病・異常の早期発見に努め

るとともに、学校保健委員会の活性化に努めた。

 更に、児童のむし歯予防の実践研究を推進するため、昭和

60年度から3年間、文部省指定の研究推進校1校を指定し、

むし歯予防の推進に努めた。

 次に、学校における安全教育・安全管理の徹底を図るため

学校安全関係教員を対象に、保健教育・安全教育指導者研修

会、交通安全教育指導者研修会等を開催し、資質の向上に努

めた。

 また、小・中学校、高等学校の児童・生徒を対象に「安全

に関する図画・作文・習字・交通安全ポスター」の募集を行

い、「国民安全の日」制定の趣旨の普及徹底を図った。

 3 学校給食の改善充実

 本年度の学校給食の実施状況を児童生徒数で見ると、完全

給食は小学校で97.8%、中学校では77.4%の実施率とな

った。

 また、米飯給食は小・中学校とも完全給食実施校では、100

%の実施率となっており週当り回数は平均2.5回である。

 次に学校給食費は、1食当り小学校で203円39銭、中学

校で237円54銭となっている。

 学校給食の適正な運営改善充実及び給食関係職員の資質向

上を図るため、各種の研修会等を開催した。また県教委指定

の学校給食改善研究校2校を指定し、給食の改善、充実に努

めた。更に食中毒や労働災害等の事故防止を図るため、文書、

研修会、広報等により衛生思想の啓蒙、安全管理の指導に努

めた。また地域の特性に根ざした学校給食を実現するため学

校、家庭、地域との連携に努めた。

 4 県研究大会の開催

 第11回福島県学校体育、保健・安全、給食研究大会をいわ

き市民会館を主会場として2日間の日程で県内関係者517名

の参加を得て開催した。

 大会主題「健康で活力に満ちた心豊かな幼児・児童・生徒

の育成をめざして」に基づき、幼児・児童・生徒の健康増進

の実践力の向上を図るため、学校体育、保健・安全及び学校

給食の諸問題について研究協議し、多くの成果を収めた。

 5 社会体育の振興

 県民の多様化しつつあるスポーツ活動への欲求に対応する

ため、野外活動並びにスポーツ活動指導者を対象とした各種

講習会を開催し、指導者の養成と資質の向上に努めたほか、

スポーツ功労者等派遣指導事業(卓球教室)を実施し、中、

高校生のスポーツ活動の普及・推進に努めた。

 また、県総合体育大会、社会人(職場)スポーツ大会をは

じめ、各種競技会を開催し県民スポーツの振興を図るととも

に、国民体育大会及び東北総合体育大会に選手団を派遣し、

競技力の向上と志気の高揚に努めた。

 本年度は特に、日本・中国・豪州対抗国際ジュニア陸上競

技大会、国際14フッター世界選手権大会の共催、″88FIS

ワールドカップフリースタイルスキー大会の後援、国際競技

会への派遣などスポーツ活動を通して国際交流に努めた。

 次に、昭和70年に本県で開催される第50回国民体育大会

において、本県選手が開催県にふさわしい優秀な成績を収め

るための企画、立案等に専門的に取り組む専任職員1名を4

月1日教育庁保健体育課社会体育係に配置した。

 8月17日に県競技力向上対策本部設立発起人会を開催し第



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