教育年報1989年(H1)-013/237page

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 2 地方教育行財政調査(届け出調査)

 この調査は、昭和63会計年度において、教育費がどのよう

な財源から支出され、どのように使われているか、また、平

成元年5月1日現在の教育委員会の委員及び職員等の実態を

調査し、教育行政等に関する諸施策の資料とすることを目的

としている。

 この調査の結果については「教育調査報告書」として刊行

し、教育行政上の基礎資料として、広く活用を図った。

 3 進路希望状況等に関する調査

 この調査は、中学校・高等学校生徒の進路希望及び卒業後

の状況を調査し、進路指導並びに高等学校の適正配置計画及

び課程・学科等の整備計画の基礎資料を得ることを目的とし

て調査した。

 調査結果については、「教育調査報告書」として刊行し、

広く活用を図った。

 4 保護者が支出した教育費調査(承認統計)

 この調査は、子供を公立及び私立の学校に通学させている

保護者が支出した教育費の実態をとらえ、教育費に関する国

の諸施策を検討・立案するための基礎資料を整備することを

目的として実施している調査である。

 5 学校教員統計調査(指定統計第62号)

 この調査は、学校の教員構成並びに教員の個人属性、職務

態様及び異動状況等を調査し、教員に関する諸施策の検討立

案のための基礎資料を得ることを目的としている。

 調査結果については、「教育調査報告書」として刊行し、

広く活用を図った。

第7節 教職員の給与

 平成元年度の教職員の給与改定については、平成元年10月

12日の県人事委員会の給与勧告に基づき、平成元年12月定例

県議会に給与条例の一部改正が提案され、議決・成立したも

のであり、その概要は次のとおりである。

 1 給 料 関 係

 給料表に定める給料月額が2.8%程度引き上げられた。

 2 諸手当関係

(1) 初任給調整手当

  医師に支給される当該手当の支給限度額が255,000円

 (改正前246,000円)に改められた。

(2) 調整手当

  当該手当について次のように改められ又は新設された。

 ア 県職員の場合(支給範囲の拡大)

   国又は他の地方公共団体において調整手当の支給を受

  けていた職員が、人事交流等により引き続いて本県職員

  となった場合にあっては、本県職員が調整手当の支給対

  象公署から異動した際の例により調整手当が支給できる

  ようになった。

 イ 市町村立学校職員の場合(新設)

   国又は他の地方公共団体において調整手当の支給を受

  けていた職員が、人事交流等により引き続いて市町村立

  学校職員となった場合にあっては、県立学校職員の例に

  より調整手当が支給できるようになった。

(3) 通勤手当

  当該手当の月額が次のように改められた。

 ア 交通機関等利用者

  ○ 全額支給限度額  32,000円 (改正前23,000円)

  ○ 2分の1加算限度額 9,400円 (現行どおり)

  ○ 最高支給限度額  41,400円 (改正前32,400円)

 イ 交通用具使用者

   次の距離区分についての手当額が改められ、通勤不便

  と認められる職員とそれ以外の職員の区分が廃止された。

改正後 改正前
10km以上12km未満 6,800円 10km以上12km未満 6,700円
12km以上14km未満 8,000円 12km以上14km未満 7,900円
14km以上16km未満 9,200円 14km以上16km未満 9,100円
16km以上18km未満 10,400円 16km以上18km未満 10,100円
18km以上20km未満 11,600円 18km以上20km未満 11,300円

(4) 特殊勤務手当

 ア 教員特殊業務手当

   従事した日1日当たりの手当額が次のように改められ

  た。                 

  ○ 1号業務(非常災害時等緊急補導業務)

   (ア) 非常災害時における児童若しくは生徒の保護又は

    緊急の防災若しくは復旧の業務

             2,100円 (改正前 1,700円)

   (イ) 児童又は生徒の負傷、疾病等に伴う救急の業務

             1,500円 (改正前 1,200円)

   (ウ) 児童又は生徒に対する緊急の補導業務

             1,500円 (改正前 1,200円)

  ○ 2号業務(修学旅行等引率指導業務)

             1,700円 (改正前 1,400円)

  ○ 3号業務(対外運動競技等引率指導業務)

             1,500円 (改正前 1,200円)

  ○ 4号業務(部活動指導業務)

              620円 (改正前  500円)

 イ 舎監業務職員の手当

   勤務1回当たりの手当額が次のように改められた。

  (ア) 指定学校、養畜、養蚕についての実習指導を伴う舎

   監業務      4,200円 (現行どおり)

  (イ) その他の舎監業務

             3,500円 (改正前 3,300円)

  (ウ) 土曜日等の午後の舎監業務

             1,750円 (改正前 1,650円)

  (エ) 1月当たりの支給限度額

            52,500円 (改正前49,500円)



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