福島県文化センター
第1節 概 要
福島県文化センターは、県民の文化の振興を図るために設
置されたもので、福島県文化会館及び、福島県歴史資料館の
二つの施設をもって構成されている。
このセンターの管理運営は、設置当初から県が財団法人福
島県文化センターに委託し、同法人はこの施設の設置目的に
沿って、一般県民の文化活動の場としてその活用に供し、利
用者の便宜を図るとともに、各種の文化事業を展開し、ある
いは歴史、文化関係資料の収集、整理、保管、調査研究を行
うほか、埋蔵文化財の発掘調査事業を実施している。
1 業 務 内 容
福島県文化センターを構成する施設の業務内容は、概ね次
のとおりである。
(1) 文化会館
○ 文学、音楽、演劇、舞踊等の芸術の振興に関すること。
○ 社会科学、自然科学等の学術の振興に関すること。
○ 文化会館の施設及びその付属設備の利用に関すること。
(2) 歴史資料館
○ 県に関する文書資料、考古資料、民俗資料その他の歴史
資料の収集、整理、保管及び展示に関すること。
○ 歴史資料に関する調査研究及びその利用に関すること。
○ 歴史資料に関する講演会、講習会、映写会、研究会等の
主催及びその開催の援助に関すること。
2 役員及び職員組織
(1) 理事・監事
役 職 氏 名
理 事 長 佐藤栄佐久
副理事長 奥山健一
副理事長 辺見栄之助
常務理事 添田義久
理 事 佐川正元
理 事 吉田修一
理 事 渡辺忠男
理 事 大和郭二
理 事 大内忠昭
理 事 坂田重勝
理 事 高橋清吉
監 事 瀬戸清彦
監 事 大塚勉
(2) 職員組織
○ 総務部 総務課 施設課
○ 事業第一部 企画課 普及課
○ 事業第二部 歴史資料課 遺跡調査課
(3) 専門委員会
文化センターの事業運営に関し、館長の諮問機関として
専門委員会が設置されており、事業の企画、実施について
館長の諮問に応じている。
第2節 施設の概要
所在地 福島市春日町5-54
敷地面積 20,654m2
建築面積 5,430m2
建築延面積 11,640m2
構造鉄骨、鉄筋コンクリート造り地下1階、地
上3階、塔屋1階
竣 功 昭和45年7月31日
(1) 文化会館
地 階 中央監視室、空調、電気機械室、奈落
1 階 大ホール(1,943席)、小ホール(444席)、リハ
ーサル室(107m2)、和室(20畳2室)、楽屋4
室)、浴室(2室)、視聴覚室(108席)、会議
室(49m2)、ITV室、事務室、収蔵庫等
2 階 会議室兼展示室(466m2)、事務室、収納室、食
堂等
3 階 展示室(505m2×2室)、ギャラリー(363m2)
事務室、倉庫等
(2 歴史資料館
1 階 展示室(180m2)、事務室
2 階 事務室、研究室、閲覧室、マイクロフィルム室、
文書庫(252m2)等
3 階 文化財収蔵庫(455m2)、文書庫(252m2)
第3節 事業の実施状況
平成元年度中に財団法人福島県文化センターが実施した事
業の概要は次のとおりである。
1 自 主 事 業
区 分 事業名 期日及ぴ 開催場所 事業内容 参加人員 舞台芸術
鑑賞事業古典劇場文楽 10月20日(金) 古来より民衆の生活 1,215名 1日2回公演 の中に生き育まれて 県文化センター きた伝統芸能である 大ホール 文楽。その粋を県民 の観賞に供し理解を 深めていただくため 文楽公演を実施した。 交響楽の夕べ 11月15日(水) すぐれたクラシック 1,520名 1日1回公演 音楽を通じ音楽をよ 県文化センター り深く理解し且つ手 大ホール 軽に親しんでもらう 機会を提供するため、 東京フィルハーモニ ー交響楽団を招へい 演奏会を実施した。