教育年報1990年(H2)-118/226page

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教育事務所 地区 市町村数 パトロール
対象箇所数
管内計 パトロール
実施件数
(年2回)
県中 石川 5 25 104 208
田村 7 26
県南 西白河 7 29 56 112
東白川 5 27
会津 北会津 4 23 121 242
両沼 5 22
耶麻西部 4 25
耶麻北部 4 27
耶麻東部 4 24
南会津 南会西部 4 16 33 66
南会東部 3 17
相双 相双北部 4 21 67 134
相双中部 3 24
相双南部 7 22
いわき いわき北部 1 26 49 98
いわき南部 23
21 90 502 502 1,004

2) 文化財保護指導者講習会

 ア 趣  旨

   文化財に関する知識の普及と愛護精神の涵養を図るた

  め、文化財の保護について指導的立場にある関係者に対

  し、文化財に関する専門的事項について講習を行い、市

  町村における文化財保護行政の進展に役立てる。

 イ 期日及び場所

   平成2年8月1日〜2日 サンライフ原町

 ウ 講義内容及び講師

   「吉野ケ里遺跡」

   ―発掘調査から保存整備まで―

   佐賀県教育委員会文化財課長      高島忠平

   「浜通り地方の貝塚の分布とその調査について」

   いわき市立藤間中学校 教頭      渡邉一雄

   「県指定史跡長沼南古館」

   ―調査から指定及び今後の整備計画について―

   長沼町教育委員会 学芸員       市川一秋

   「相馬地方の文化財について」

   県立原町高等学校 教諭        玉川一郎

 ○ 現地研修

   概要説明

   「近年の大規模開発と発掘調査について」

                    県文化課遺跡班

   現地研修

   「鳥打沢A遺跡ほか」

                (財)福島県文化センター

 2 文化財保存調査の推進

1) 民俗文化財調査 (民俗芸能緊急調査)

  都市化の進展等により、民俗芸能は急速に衰退し、その

 内容が変容し、中断又は廃絶しつつあるものが多い。

  本調査は平成元年度から継続して実施してきたが、今年

 度は今までの各地域の民俗芸能の調査結果を報告書として

 次のとおりまとめた。

  所在及び現状等悉皆調査  1,478件

  二次調査 (詳細調査)     138件

2) 文化財調査 (貝塚詳細分布調査)

  貝塚は、縄文時代等の社会や文化を知る上で極めて重要

 な遺跡であるが、近年の開発行為の進展は、その保存に重

 大な影響を及ぼしている。

  本調査は、これらの悉皆調査と既調査資料の収集を行い、

 今後の保護策を講じるための基礎的資料を整備しようとす

 るものである。

  平成元年度から継続して調査を進めてきたが、今年度は

 これまでの調査結果を報告書として次のとおりとりまとめ

 た。

  表面調査(悉皆調査)    53カ所

  重点地区調査       12カ所

3) 文化財指定調査

  歴史的、学術的価値を有する文化財の中から重要なもの

 を選定し、指定のための調査を行った。

  県文化財保護審議会の答申に基づき、平成3年3月22日

 付けをもって指定等を行うた文化財は次のとおりである。

平成2年度福島県指定文化財一覧表

種別 名称 員数 所在地 所有者 所有者の住所
重要文化財          
建造物 専称寺本堂 1棟 いわき市平山崎字梅福山5番地 専称寺 所在地に同じ
考古資料 松野千光寺経塚出土品 一括 喜多方市字柳原7503番地の1 喜多方市 喜多方市字御清水東7244番地の2
      喜多方市郷土民俗館    
重要無形
文化財
消金地        
天然記念物 いわき市入間沢産   いわき市常磐湯本町向田3番地の1 いわき市 いわき市平字梅本21番地
  クビナガリュウとノコギリエイ化石 13点 いわき市石炭化石館    
天然記念物 いわき市高久産   いわき市常磐湯本町向田3番地の1 いわき市 いわき市平字梅本21番地
  ステゴロフォドン象の下顎骨化石 1点 いわき市石炭化石館    

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