教育年報1990年(H2)-170/226page

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講座名 日程 受講者数
高等学校
(高・盲・聾・養)
情報処理応用 5月22日〜 5月25日 7
図形処理 9月10日〜 9月13日 14
情報処理研修 7月23日〜 8月10日 14
高等学校教育工学 11月5日〜 11月7日 11
高等学校理科実験 9月17日〜 9月19日 20
高等学校理科実習助手実技 1月28日〜 1月30日 20
高等学校芸術科(音楽)実技 11月26日〜 11月28日 13
高等学校芸術科(美術・工芸)実技 10月15日〜 10月17日 8
高等学校家庭科実技 11月26日〜 11月28日 10
情報処理教育(COBOL 1) 6月4日〜 6月7日 24
情報処理教育(COBOL 2) 10月22日〜 10月25日 17
情報処理教育(FORTRAN 1) 5月14日〜 5月17日 7
情報処理教育(FORTRAN 2) 12月3日〜 12月6日 9
産業教育実技(工業) 11月5日〜 11月8日 15
家庭科担当教員研修(前期) 7月9日〜 7月11日 22
(後期) 8月20日〜 8月23日 21
学校カウンセラー(初級) 6月4日〜 6月6日 52
専門研修 3 学校経営(A)(前期) 6月4日〜 6月7日 30
(中期) 9月3日〜 9月5日 30
(後期) 1月28日〜 1月30日 30
学校経営(B)(前期) 6月25日〜 6月28日 30
(中期) 10月1日〜 10月3日 30
(後期) 2月6日〜 2月8日 30
教育研究法(前期) 6月11日〜 6月14日 34
(中期) 9月10日〜 9月12日 34
(後期) 1月21日〜 1月23日 34

第3節 教育研究

1 個を生かす学年・学級経営に関する

 研究

             学校経営部(第1年次)

本研究は、「均質化や画一化」の教育から「個の重視」の

教育への転換が問われている今日的課題を踏まえ、児童生徒

一人一人が主体的に自己実現を目指すことのできる学年・学

級経営の在り方を追究するものである。

本年度は、県下各校教師の「個の重視」についての意識等

の現状把握をし、「個」が生きるための学年・学級経営の問

題点と改善の方向について、次の4つの研究視点からまとめ

た。

1) 個の存在を認め、個の存在を大切にする内容・方法

 を明確にするという視点。

2) 個の特性をとらえ、生かす内容・方法を明確にする

 という視点。

3) 認知面に偏ることなぐ、情意的側面との調和を考え

 た実践活動の在り方を探るという視点。

4) 個性豊かな生き方のための基礎・基本の習得を重視

 する内容・方法を探るという視点。

 次年度は、本年度の研究でまとめた問題点等を、更に深

め、そのための改善・充実策について次の2点から明らかに

していく。

 ○ 研究協力校の実践を通して、「個を生かす学年・学級

  経営」の改善・充実策をまとめる。

 ○ 個性豊かな生き方のための基礎・基本を明らかにし、

  その援助・指導の在り方をまとめる。

 2 基礎・基本の定着と個性の伸長に関する

  研究

                学習指導部(第4年次)

 本研究は、学習指導の改善の視点から、個性重視の原則に

立ち、基礎的・基本的な内容を身につけさせる過程を通して、

更にそれを基盤としながら、一人一人の個性を生かし、伸ば

す学習指導の在り方を実践的に追究するものである。

 本年度は、第3年次までの研究成果を基に、小学校算数科、

小学校道徳を対象に研究協力校において、単元を通して実践

研究を進めた。実践に当たっては、研究主題を追究するため

に、実践への具体化の方向として考えた「『よさ』や『その

子らしさ』を育てる学習指導の基本型」に沿って、一人一人

の「よさ」や「その子らしさ」の把握から、生かし、伸ばす

までの段階を、単元の指導計画に意図的に位置づけて、基礎

的・基本的な内容を定着させ、「よさ」や「その子らしさ」

を伸長させる学習指導を展開した。

 つまり、一人一人の「よさ」や「その子らしさ」に着目し

ながら多様な学習活動を展開し、機会をとらえて自他の「よ

さ」や「その子らしさ」を見つけ、認め合う活動を繰り返し

たことが、量的、質的な個人差に応じる有効な手だてとなっ

た。その結果、児童は、「自分が生かされている」ことの実

感、喜びから、進んで学習に取り組むようになり、それが学

力向上にもつながつた。

 次年度は、本年度の実践で講じた指導の手だての有効性の

見直しの上に立って、研究のまとめを行う。


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