教育年報1990年(H2)-171/226page

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3 授業におけるコンプュー

  タの効果的な活用に関する

  研究

              科学技術教育部(第1年次)

 本研究は、新学習指導要領に示された各教科の学習指導に

おけるコンピュータの活用目的を「児童生徒の主体的な学習

活動の支援」に置き、学習活動のどの部分に、どのようにコ

ンピュータの機能を活用すれば効果的かを2年次計画で追究

しようとするものである。

 本年度は、基礎研究として、県内の公立学校の学習環境、

コンピュータの利用状況に関する調査により、その実態を明

らかにし、次に、コンピュータの機能の概念を規定した。そ

の上で、コンピュータの機能と学習活動との関連を明らかに

するために、小・中・高校の3校種7教科9科目の各科目ご

とに、学習指導内容や場面を具体的に分析し、それとコンピ

ュータの機能との関連表を作成し、学習活動の道具としての

コンピュータの効果的な活用についての見通しを立てた授業

の在り方を、小・中・高校の各校種において実践的に追究す

るものである。

4 開発的な指導援助の在り

  方に関する研究

               教育相談部(第1年次)

 個性を生かす教育が望まれているおり、児童生徒の発達過

程を踏まえ、児童生徒の潜在している可能性を引き出すよう

に指導援助することが重要である。

 本研究は、児童生徒の自己理解を援助しながら、一人ひと

りの個性を生かし、伸ばすための開発的な指導援助の在り方

を3年計画で追究することにした。

 本年度は、次の内容について研究を進めた。

 (1) 開発的な指導援助の基本的なとらえ方を明らかにした。

 (2) 開発的な指導援助の意識と実態を調査し、開発的な指

  導援助の今後の課題を集約して、指導援助の方向をまと

  めた。

 (3) 研究協力校を設け、学級集団の実態を把握することと、

  学級の実態分析から開発的な指導援助の在り方を追究し

  た。

 (4) 開発的な指導援助の基本的対応と、学校での各指導場

  面における開発的な指導援助の内容をまとめた。

第4節 教育相談

1 対  象  別

来所相談件数・延べ人数 電話相談延べ回数

種別/対象 一般 保護者 教員
来所 件数 16 74 94 63 20 0 0 267件
相談 延べ人数 59 122 108 88 46 645 180 1,248人
電話相談 延べ回数 29 336 572 407 47 0 1 1,392回

※ 電話相談の回数は、主として対象となる児童生徒の保

 護者や教員から受けたものである。

2 区  分  別

来所相談件数・延べ人数 電話相談延べ回数

種別/区分 知能学業 性格行動 身体反応 進路適性 教育一般
来所 件数 0 201 13 2 51 267件
相談 延べ人数 0 1,065 44 19 120 1,248人
電話相談 延べ回数 4 1,163 43 12 170 1,392回

3 地区別来所相談延べ人数
県北 県中 県南 会津 南会津 いわき 相双 その他
940 141 42 25 2 12 82 4 1,248人

4 月別相談延べ人数・回数
種別/月 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3
来所相談 34 70 145 133 70 76 136 134 122 84 152 92 人 1,248
電話相談 105 101 126 108 64 136 123 134 121 106 137 131 回 1,392

第5節 教育図書・資料

1 教育図書・教育資料の収集

○教育図書購入冊数    183冊

○ 寄贈教育図書冊数   141冊

○ 定期刊行購入冊数    37冊(月)

○ 研究紀要寄贈冊数   931冊


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