〔表5〕 館外個人貸出利用図書冊数
分類 冊数 構成比(%) 分類 冊数 構成比(%) 総記 1,318 2.3 語学 943 1.6 哲学宗教 2,779 4.8 文学 13,211 23.1 歴史地理 5,634 9.8 郷土資料 3,645 6.4 社会科学 9,902 17.3 雑誌 1,529 2.7 自然科学 4,803 8.4 小計 57,249 100.0 工学工業 4,586 8.0 児童 79,254 ― 産業 2,619 4.6 合計 136,503 ― 芸術 6,280 11.0
〔表6〕 入館者数・登録者数
開館日数 入館者数 登録者数(うち児童) 280 227,397 14,225(6,557)
4 特別貸出し
「館外個人貸出し」制度では対応できず、かつ公益に供す
るための調査・研究等を行っている名種機関・団体を主対象
に特別貸出しを実施している。
前年度との比較では、件数において減少し、冊数では増加
した。なかでも官公庁関係の利用増加が著しかった。
〔表7〕 特別貸出状況
貸出先 件数 冊数 官公庁関係 67 462 図書館その他 26 95 会社・事業所 2 2 報道関係 31 97 学校 22 78 一般利用者 17 36 計 165 770
5 郷 土 資 料
調査・研究のために直接来館する利用者の他に、文書・電
話・ファックス等による県内外からの調査依頼、資料照会等
も増加している。また、文献資料の複写依頼件数も増加の傾
向にある。
6 逐次刊行物
調査依頼の件数は多少減少したが、内容は高度化した。雑
誌論文、新聞記事の調査等、数多く寄せられ、当館で対応し
きれないものについては、類縁機関との相互協力により対処
した。
7 児 童 奉 仕
子どもの豊かな読書生活を願い、利用者拡大を目標とし、
児童書及び児童図書研究資料の貸出返却業務、調査相談への
対応だけでなく、絵本のおすすめコーナー、ジュニアコーナ
ー、季節に合わせた特集コーナーを設け、定期的に作家の経
歴や作品を紹介し、読書の筋道を作った。
また、季節毎のお話し会を定着させ、手作りの影絵、パネ
ルシアター等を行い、テーマ別の本の案内を配り、子どもが
楽しく本と出会う機会を作った。
図書館見学に訪れた幼稚園生、小学生には施設見学だけで
なく、読書の動機付けとして紙芝居、読みきかせ等を行った。
また、家庭学級等で子どもの読書、絵本との出会いの大切
さをアピールした。
8 複写サービス
申込件数は新聞が最も多く、次いで郷土資料、雑誌論文、
事典等の順であった。
非所蔵資料については、国立国会図書館等関係機関へ依頼
して、利用者に当該資料を提供した。
〔表8〕 複写利用状況
区分 自館処理 他機関依頼 計 件数 9,818 33 9,851 枚数 114,128 554 114,682
9 展 示
親しみ易い図書館づくりと図書館資料の案内を主要目標と
し、併せて地域文化の再発見を意図する展示活動は、本年度
から館内に委員会を組織して計画的に取り組み、多くの好ま
しい反響と評価を得た。
関係方面からの協力も得て本年度に実施した展示会の概要
は以下のとおりである。
(1) 「絵本あれこれ」展(平成3年4月11日〜6月5日)
おりたたみ絵本、しかけ絵本、さわる絵本、布の絵本、
ポップアップ絵本、ミニ絵本等の珍しい絵本100冊を展示
し紹介した。
(2)「ふくしまの峠」展(平成3年6月7日〜7月31日)
新聞社の協力を得て県内の峠の写真パネル30点、および
関連資料30点を展示した。
(3) 「復刻日本近代文学雑誌」 (平成3年8月2日〜
10月2日)
日本近代文学史に一大画期をなす著名な文学雑誌の復刻
版約50点を創刊順に展示・紹介した。
(4) 「日本エッセイスト・クラブ賞 大宅壮 ノンフィ
クション賞受賞図書」展(平成3年10月4日〜12月4日)
上記賞の創設経緯、社会的評価等を紹介しつつ、第1回
から今日までの受賞図書計104冊を展示。また目録を作成
し配布した。
(5) 「えとの本 おさるのほん大集合」展