教育年報1991年(H3)-230/234page

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福島県文化センター

 

第1節 概   要

 福島県文化センターは、県民の文化の振興を図るために設

置されたもので、福島県文化会館及び福島県歴史資料館の二

つの施設をもって構成されている。

 このセンターの管理運営は、設置当初から県が

財団法人福島県文化センターに委託し、同法人はこの施設の設置目的に

沿って一般県民の文化活動の場としてその利用に供し、利用

者の便宜を図るとともに、各種の文化事業を展開し、あるい

は歴史、文化関係資料の収集、整理、保管、調査研究を行う

ほか、埋蔵文化財の発掘調査事業を実施している。

 1 業務内容

 福島県文化センターを構成する施設の業務内容は、概ね次

のとおりである。

(1) 文化会館

 ○文学、音楽、演劇、舞踊等の芸術の振興に関すること

 ○社会科学、自然科学等の学術の振興に関すること。

 ○文化会館の施設及びその付属設備の利用に関すること。

(2) 歴史資料館

 ○県に関する文書資料、考古資料、民俗資料その他の歴史

  資料の収集、整理、保管及び展示に関すること。

 ○歴史資料に関する調査研究及びその利用に関すること。

 ○歴史資料に関する講演会、講習会、映写会、研究会等の

  主催及びその開催の援助に関すること。

 2 役員及び職員組織

(1) 理事・監事

  役 職  氏  名

  理 事 長  佐藤栄佐久

  副理事長  奥山健一

  副理事長  佐藤昌志

  常務理事  添田義久

  理   事  大野雅人

  理   事  吉田修一

  理   事  新妻威男

  理   事  阿部乙之

  理   事  渡辺忠男

  理   事  井上実

  理   事  高橋清吉

  監   事  高橋貞夫

  監   事  小湊邦臣

(2) 職員組織

 ○総 務 部 総 務 課 施 設 課

 ○事業第一部 企 画 課 普 及 課

 ○事業第二部 歴史資料課 遺跡調査課

(3) 専門委員会

 文化センターの事業運営に関し、館長の諮問機関として

 専門委員会が設置されており、事業の企画、実施について

 館長の諮問に応じている。

第2節 施設の概要

 所 在 地  福島市春日町5-54

 敷地面積  20,654m2

 建築面積   5,430m2

 建築延面積 11,640m2

 構  造  鉄骨、鉄筋コンクリート造り地下1階、

       地上3階、塔屋1階

 竣  工  昭和45年7月31日

(1) 文化会館

 地階中央監視室、空調、電気機械室、奈落

 1 階 大ホール(1,943席)、小ホール(444席)、

     リハーサル室(107m2)、和室(20畳2室)、

     楽屋(4室)、浴室(2室)、視聴覚室(108席)、

     会議室(49m2)、事務室、収納室、食堂等

 2 階 会議室兼展示室(466m2)、事務室、収納室、

     食堂等

 3 階 展示室(505m2×2室)、ギャラリー(363m2)、

     事務室、倉庫等

(2) 歴史資料館

 1 階 展示室(180m2)、事務室

 2 階 事務室、研究室、閲覧室、マイクロフィルム室、

     文書庫(252m2)等

 3 階 文化財収蔵庫(455m2)、文書庫(252m2)

第3節 事業の実施状況

 平成3年度中に財団法人福島県文化センターが実施した事

業の概要は次のとおりである。

 1 自 主 事 業
区 分 事業名 期日及び 開催場所 事業内容 入場者
舞台芸術鑑賞 古典劇場・文楽公演 10月12日(土) 古来より民衆によって育まれてきた伝統芸能である文楽。
浄瑠璃、三味線、人形が三位一体となって繰り広げる芸
の真髄を鑑賞していただくため、文楽公演を実施した。
1,578名
1日2回公演
県文化センター大ホール
交響楽の夕べ 11月21日(木) すぐれたクラシック音楽の鑑賞を通じ音楽をより深く理解し、
又手軽に親しんでもらうため、十束尚宏指揮による東京交
響楽団を招へいし演奏会を実施した。
1,145名
1日1回公演
県文化センター大ホール
少年劇場 6月10日(月)〜6月28日(金) 少年少女の情操涵養を目的として、教育課程に組  


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