教育年報1992年(H4)-000-01/225page

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新妻威男

 今日、我が国においては、情報化、国際化がますま

す進展し、社会の成熟化に伴う国民の学習需要が多様

化、高度化する中で、学校週5日制が導入されるなど、

新しい時代に対応した教育の改革が強く求められてお

ります。

 このような情勢を踏まえて、県教育委員会では、

「第4次福島県長期総合教育計画」を策定し、21世紀を担

う心豊かでたくましい児輩生徒の育成をはじめとした、本県の教育、文化、スポーツのさら

なる振興を図るための指針とその方策等を樹立すると共に、本県教育行政の抱える様々な課

題の解決に向けて、諸施策の推進に鋭意努めているところであります。

 平成4年度においては、本県生涯学習の一層の振興を図るための生涯学習ふくしまフェア

の開催、新しいタイプの高校をめざす県立いわき光洋高等学校の開設決定、児童生徒一人ひ

とりの学力向上と進路実現をめざす小・中学校教育ネットワークプラン、学力向上ステップ

アッププラン事業、県民の文学への関心を高めるふくしま文学のふる里発見事業等を推進し

てまいりました。また、体育・スポーツに関しましても、第1回県民スポーツレクリエーシ

ョン祭を開催するなど、生涯にわたりだれもが日常生活の中でスポーツに親しみ、健康で明

るい充実した生活を送ることができるよう、生涯スポーツの普及・啓発に努めてまいりまし

た。特に、「ふくしま国体」開催に向けて、選手の強化合宿事業をはじめとして、競技力調

査派遣事業など、より一層の競技力向上を図るための諸事業を積極的に推進してきたところ

であります。

 平成4年度実績「教育年報」を発刊するに当たり、本年報が本県教育の限りない躍進のた

めに、多くの方々に、有意義なものとして活用されますことを願って止みません。

  平成5年9月

                   福島県教育委員会

                    教育長  新妻威男


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