教育年報1992年(H4)-187/225page
南会津 南会津郡舘岩村 舘岩文庫
〃 上郷文庫
相双 相馬郡鹿島町 右田文庫
〃 まのっこ文庫
〃 小高町 就業改善センター文庫
〃 飯舘村 草野幼稚園文庫
3 市町村援助のための団体貸出(読書施設
への資料援助)
移動図書館や親子読書文庫から更に一歩進めた形での援助
であり、大規模な図書館事業を行う市町村に対して、長期に
わたり一括大量に図書の貸出を行い、地域図書館、公民館図
書室の活性化を図った。
本年度の利用状況は、次のとおりである。
図書館 二本松市 100冊 原町市 1,705冊
いわき市 186冊
公民館 月舘町 1,250冊 大玉村 3,000冊
白沢村 550冊 岩代町 3,000冊
長沼町 480冊 石川町 500冊
東村 1,200冊 中島村 1,000冊
泉崎村 1,000冊 大信村 3,000冊
矢祭町 600冊 山都町 1,000冊
新鶴村 300冊 鹿島町 1,000冊
小高町 500冊
計 20,371冊
4 読書会用文庫
生涯学習時代を迎え、図書館・公民館及び学校活動の一環
として名地に読書会が誕生している現状にある。
当館では、それら読書会用として幅広くテキストを備え援
助を行った。また、読書会の運営等に関する相談にも応えた。
平成4年度の利用状況は、登録団体15、貸出タイトル87、
貸出は488冊であった。
5 普 及 事 業
(1) 第40回福島県図書館大会
(第43回北日本図書館大会)
・期 日 平成4年6月4日〜5日
・会 場 福島県立図書館講堂
・参加者 公共図書館・公民館・社会教育関係職員、
図書館協議会・公民館運営審議会委員、図書館利用
者、客種文庫関係者、読書グループの会員
255名
・講 演 極限で私を支えたもの 小野田寛郎
・提 言 1.ネットワーク基盤としての地域図書館を考
える。
青森県立図書館
総括主幹 古川籠鳳
2.生涯学習時代における近代文学館のあり方
宮城県小牛田町図書館(近代文学館)
主 事 鈴木仁
3.生涯学習活動に果たす図書館の役割
山形県天童市立図書館
館 長 阿部和雄
・全体協議
司 会 福島県立図書館
調査課長 菅野孝吉
助言者 福島県立図書館協議会
議 長 堀口知明
福島県教育庁生涯学習課
主 幹 伊藤行和
(2) 読書活動指導者養成講座
・テーマ 図書館における行事と集会活動について
・期 日 平成4年11月20日
・会 場 福島県立図書館
・参加者 公共図書館・公民館職員、社会教育関係者、
50名
・講 師 埼玉県朝霞市立図書館長 大澤正雄
6 広報資料の発行
(1) 館報「あづま」
第43巻第1号〜第2号(通館234〜235号)を発行し、
市町村教育委員会、図書館、公民館等に配付した。
発行部数 1,500部
(2) 平成4年度版福島県公共図書館・公民館図書室実
態調査
県内公共図書館・公民館図書室の実態を把握し、図書
館活動の振興に資するため、昭和54年度から毎年実施し、
報告書にまとめ、県内市町村教育委員会、図書館、公民館
等に配付した。
発行部数 250部
平成4年度4月1日現在の調査結果の主要な点をあげる
と、市町村図書館と公民館図書室を合わせた蔵書冊数は、
2,907,247冊で、県民1人当たり1.38冊(前年度1.32
冊)、年間増加蔵書冊数は、240,756冊である。
また、平成3年度中の貸出図書冊数は、3,590,631冊
(県民1人当たり1.7冊)であり、前年度と比べると総冊
数では136,300冊増である。
(3) 福島県郷土資料情報
新着郷土資料の情報誌として、第19〜21号を発行し、
県内図書館、公民館等に配付した。
発行部数 300部
第5節 図書館協力
1 相 互 貸 借
利用者の資料・情報要求はますます多様化、高度化の傾向
にあり、図書館間相互協力の必要性が高まっている。その中
核となる資料の相互貸借面においては、従来からの公共図書
館間相互協力制度に加えて、本年度から市町村図書館の
「福島県内大学図書館間相互協力制度」への参加が実現して、一
層の充実が期待される状況になった。
前年度との比較で県内他館との貸借関係は、件数において