教育年報1992年(H4)-195/225page
第4節 調査研究事業
各種の研修会ならびに協議会等に出席し、また、多岐にわ
たる調査研究をすすめながら、成果の蓄積と館の機能の充実
を図った。その項目および概要は次のとおりである。
(1) 調査研究事項
1)作 家 2)作 品 3)技 法 4)美術史 5)保 存
6)教育普及 7)展覧会 8)運 営 9)県内外の展示施設
10)美術館利用者の動向他
(2) 重点調査研究事項
1) 油井夫山と大正期の県内洋画界
2) 福島の美術教育と美術運動
第5節 普 及 事 業
美術の表現と鑑賞のよろこびをより深めるために、さまざ
まな視点による事業を行った。その概要は次のとおりである。
1 講演会の開催
(1) 定期講演会
1)「速水御舟の人と芸術」
11月3日(火)(50人入場)
講師 吉田耕三
(元東京国立近代美術館総括主任研究官)
(2) 企画展講演会
1) 公開対談「会津の冬―斎藤清氏に聞く」
5月23日(土)(270人入場)
斎藤清(画家)
ききて 長谷部満彦(福島県立美術館長)
2) 公開対談「わたしの絵画」
8月30日(日)(200人入場)
吉井忠(画家)
ききて 長谷部満彦(福島県立美術館長)
3) 「三岸好太郎・節子の芸術」
11月29日(日)(120人入場)
講師 匠秀夫(茨城県近代美術館長)
2 映画会の開催
講堂において午前、午後の2回上映(無料)
1) 「アンナ・カレーニナ」
5月17日(日)(250人入場)
2) 「シェーン」 6月21日(日)(250人入場)
3) 「バニシング・ポイント」
7月19日(日)(120人入場)
4) 「モモ」 8月16日(日)(200人入場)
5) 「シルクドードの少年・ぼくの旅立ち」
10月18日(日)(70人入場)
6) 「サラーム・ボンベイ!」月
11月15日(日)(120人入場)
7) 「1999年の夏休み」 12月13日(日)(70人入場)
8) 「日本の夜と霧」 2月21日(日)(120人入場)
9) 「日本春歌考」 3月21日(日)(90人入場)
3 ギャラリーコンサートの開催
エントランスホールにおいて開催(入場無料)
10月17日(土) 午後6時30分開演
演奏家 セバスチャン・リップマン
(ベルリンフィル首席ハープ奏者)
曲目J.S.バッハ/パルティータ
アルベニス/マラゲーニャ
ファリャ/スペイン舞曲他
(350人入場)
4 実技講座の開催
(1) 親と子の美術教室
1) 「フワッとオブジェをつくる」
(小学生とその保護者10組17人)
4月26日(日)(10:00〜15:00)
講師 田中ルミ(造形作家)
2) 「やきものでつくる」 7月26日(日)
午前の部 10:00〜12:00
(小学生とその保護者10組19人)
午後の部 13:00〜15:00
(小学生とその保護者9組17人)
講師 日下部正和(県立安積高等学校教諭)
3) 「お正月のおもちゃを作ろう」
(小学生とその保護者10組27人)
12月6日(日)(10:00〜15:00)
(2) 実 技 教 室
1) 油絵教室「人物を描く」 (一般初心者13人)
5月24日〜6月21日の各日曜日・午後連続5回
講師 深沢軍治(画家)
2) 「ステンドグラスでつくる」 (一般初心者15人)
7月11日(土)、12日(日)(10:00〜16:00)2日連続
講師 相川多嘉子(ステンドグラス作家)
3) 彫塑教室「頭像をつくる」 (一般初心者8人)
8月23日〜9月20日の各日曜日・午後連後5回
講師 大石尚
(郡山女子大学短期大学部生活芸術科講師)
4) 版画教室「銅版画の技法」(一般初心者15人)
11月1日〜29日の各日曜日・午後連続5回
講師 今泉忠善(自由美術協会々員)
5) 造形教室「紙をつくる」 (子どもから大人まで15人)
12月12日(土)(10:00〜16:00)
講師 林王昭(美術館学芸員)
6) 工芸教室「藤でつくる」 (一般初心者15人)
1月24日(日)(10:00〜16:00)
講師 半澤敬子(工芸作家)
7) 工芸教室「木で作る工芸作品」 (一般初心者15人)
2月7日〜3月7日の各日曜日・午後連続5回
講師 片野一(福島大学助教授)
8) 造形教室「風と遊ぶ」 (子どもから大人まで15人)
3月21日(日)(10:30〜16:00)
講師 林王昭(美術館学芸員)