○文化財写真過程 平成5年8月17日〜9月9日
兼田芳宏 猪苗代町教育委員会
ウ 特別研修
○埋蔵文化財基礎過程 平成5年5月27日〜6月4日
阿部和徳 福島市教育委員会
松野雪子 国見町教育委員会
○鋳造遺跡調査過程 平成6月2月3日〜2月8日
高荒淳 (財)福島市振興公社
能登谷宜康 (財)福島県文化センター
○城郭調査過程平成6年2月15日〜2月21日
佐藤重幸 (財)郡山市発掘調査事業団
(5) 埋蔵文化財保護普及活動
埋蔵文化財調査報告書の刊行
1) 母畑地区遺跡分布調査報告 18
2) 田畑地区遺跡発掘調査報告 32・33
3) 三春ダム関連遺跡発掘調査報告 7
4) 東北横断自動車道遺跡調査報告 19・20・21・22・
23・24・25
5) 原町火力発電所関連遺跡調査報告 4
6) 請戸川地区遺跡発掘調査報告 2
7) 関和久上町遺跡
8) 東北縦貫自動車道遺跡予備調査報告
9) 常磐自動車道遺跡分布調査報告 3
(6) 埋蔵文化財周知事業
平成3年度から平成7年度までの5か年の計画で、県下
全域を対象に、より詳細な分布調査を実施し、埋蔵文化財
包蔵地の実態をより正確に把握し、その周知徹底を図ると
ともに、文化財保護の基礎資料として「埋蔵文化財包蔵地
分布図」及び「地名表」を整備する。
平成5年度は、会津・相双・いわき地区の調査を難し
およそ4,586か所の埋蔵文化財包蔵地を確認し、遺跡台帳
等を整備した。
(7) 県内の発掘調査等の状況
発掘調査(試掘調査を含む)の原因別・地区別の通知棟
の件数は下表のとおり。
原因では、道路建設・都市計画の区画整理を含む宅地造
成、農地開発に関連する土木工事によるものが上位を占め
る。
また、近年の傾向は大規模開発が増加することにより、
工法対応による部分調査で対応し切れずに、全面調査とな
る遺跡が多く、その結果1遺跡あたりの調査面積が広くな
ってきている。開発件数の増加に加え、面積の拡大もあっ
て、全体として発掘調査料は膨大なものとなっている。
平成5年度発掘調査通知件数
(平成6年3月)
県北 県中 県南 会津 南会津 相双 いわき 計 農業開係 (国・県・団体) 9 1 25 3 38 都市計画等 9 3 3 3 2 20 道路建設 11 25 3 4 9 31 83 河川・ダム・空港 2 4 6 宅地造成等 7 7 5 1 4 2 26 学校建設 2 1 3 その他の建物 10 1 9 4 3 27 電気・ガス・水道 2 1 5 8 ゴルフ場・土取り 4 3 7 その他 5 2 1 2 10 学術調査 3 2 3 3 2 13 計 48 54 10 52 1 33 43 241 発掘調査件数241件の内訳は、県教育委員会が実施したもの42件、市町村教育委員会が実施したもの199件です。なお、
事前協議のための試掘調査は、130件です。