2 親子読書文庫
親と子の読書をとおして家庭の中に読書習慣を形成し、豊
かな情操と心身の健全な成長を図ることを目的とし、親子読
書文庫活動の推進に適当と思われる文庫を、町村をとおして
指定し、協力援助を行った。
設置団体数は21。内訳は家庭文庫5、地域文庫4、幼稚園
保育所文庫12、貸出は12,600冊
県北 伊達郡川俣町 南幼稚園文庫
〃 ふれあい文庫
〃 ゆずり葉文庫
〃 月舘町 下手渡文庫
安達郡安達町 智恵子のふるさと文庫
〃 岩代町 田沢読書文庫
県中 岩瀬郡長沼町 なかよし文庫
石川郡石川町 やさわ文庫
〃 平田村 さくら文庫
〃 浅川町 うさちゃん文庫
県南 西白河郡表郷村 アトリ文庫
〃 たけのこ文庫
〃 泉崎村 なかよし文庫
〃 中島村 中島幼稚園文庫
会津 耶麻郡山都町 相川文庫
〃 西会津町 森野文庫
南会津 南会津郡舘岩村 舘岩文庫
〃 上郷文庫
相馬 相馬郡鹿島町 まのっこ文庫
〃 なかよし文庫
〃 飯館村 草野幼稚園文庫
3 市町村援助のための団体貸出(読書施設
への資料援助)
移動図書館や親子読書文庫から更に一歩進めた形での援助
であり、大規模な図書館事業を行う市町村に対して、長期に
わたり一括大量に図書の貸出を行い、地域図書館、公民館図
書室の活性化を図った。
本年度の利用状況は、次のとおりである。
図書館 原町市 747冊 岩代町 3,000冊
小野町 3,000冊 大信村 3,000冊
公民館 大玉村 1,256冊 白沢村 540冊
長沼町 480冊 石川町 500冊
中島村 1,000冊 矢祭町 600冊
新鶴村 300冊 山都町 1,000冊
金山町 400冊 鹿島町 950冊
小高町 500冊
計 17,273冊
4 読書会用文庫
生涯学習時代を迎え、図書館・公民館及び学校活動の一環
として名地に読書会が誕生している現状にある。
当館では、それら読書会用として幅広くテキストを備え援
助を行った。また、読書会の運営等に関する相談にも応えた。
平成5年度の利用状況は、登録団体12、貸出タイトル
103、貸出は689冊であった。
5 普 及 事 業
(1) 第41回福島県図書館大会
・期 日 平成5年10月21日〜22日
・会 場 いわき市文化センター
・参加者 公共図書館・公民館・社会教育関係職員、
図書館協議会、・公民館運営審議会委員、
図書館利用者、各種文庫関係者、
読書グループの会員 250名
・講 演 ことばの散歩 荒川洋治
・事例発表 <図書館の部>
「4月開館して」
岩代町図書館 司書 大内正人
<公民館図書室の部>
「公民館図書室からの挑戦」
鹿島町公民館 館長 志賀富男
<利用者の部>
「文庫活動を通して思うこと」
かべや文庫 代表 吉田まさ子
・分科会 <図書館の部>
司会者 須賀川市図書館 館長 関本昭
助言者 福島県立図書館 資料課長 佐藤近義
<公民館図書室の部>
司会者 西郷村中央公民館 館長 橋間博
助言者 福島県教育庁生涯学習課
主幹 伊藤行和
<利用者の部>
司会者 いわき子どもの本を考える会
会長 工藤滋子
助言者 いわき教育事務所
社会教育主事 齋藤征一郎
・全体会
議 長 双葉町図書館館長 鎌田益實
(2) 読書活動指導者養成講座
・テーマ 図書館における視聴覚サービスについて
・期 日 平成5年11月19日
・会 場 福島県立図書館
・参加者 公共図書館・公民館職員、社会教育関係者、
44名
・講 師 府中市立中央図書館長 嵩原安一
6 広報資料の発行
(1) 館報「あづま」
第44巻第1号〜第2号(通館235〜236号)を発行
し、市町村教育委員会、図書館、公民館等に配付した。
発行部数 名1,500部
(2) 平成5年度版福島県公共図書館・公民館図書室実
態調査
県内公共図書館・公民館図書室の実態を把握し、図書館
活動の振興に資するため、昭和54年度から毎年実施し、報