教育年報1994年(H6)-072/231page

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    点化して基礎学力の充実を図ること。

   (イ) 個性の伸長を図るために、一人一人の生徒の個性

    の理解に努めるとともに、指導の改善を図るなど学習

    指導の個別化・個性化に努めること。

   (ウ) 学習効果を高めるための評価の方法について研究

    し、改善を図ること。

 2) 生徒指導の充実を図る。

  ア 校内における指導体制の確立を期し、各種研修会、

   学校訪問等の指導を通して、教職員の共通理解を図り

   同一歩調による生徒指導の充実に努めた。

  イ 生徒指導・特別活動担当者研修会を開催し、生徒の

   多様化に即した生徒指導の在り方について研究協議を

   行った。

  ウ 学校における教育相談体制の確立と教育相談活動の

   改善・充実を図った。

 3) 進路指導の適正化に努める。

   各種の研修会や講座を通して、下記事項の徹底に努め

  た。

   (ア) 低学年からの計画的、組織的な進路指導を通し進

     路意識の高揚に努めること。

   (イ) ホームルーム活動における進路指導の充実に努め

     ること。

   (ウ) 進路相談や諸調査・諸検査を通して、生徒の能力

     ・適性・進路の希望等を的確に把握すること。

   (エ) 生徒の自己理解の促進に努めること。

   (オ) 進路指導室の整備及び進路に関する情報や資料の

     収集に努めるとともに、その効果的な活用を図るこ

     と。

   (カ) 組織的・計画的な進路相談の充実に努めること。

 4) 産業教育の充実を図る。

   産業教育の改善・充実を図るため、施設・設備の充実

  並びに情報教育の推進に努めた。

   (ア) 体験入学の学習内容の貧的改善・充実に努めた。

   (イ) 職業学校・学科の理解を促進するため、紹介用パ

    ンフレット「わたくしたちの進路」を作成配布した。

   (ウ) 情報教育の充実のため、教員の研修に努めた。

   (エ) 産業教育関係機関との連携により、産業教育の振

    興に努めた。

 5) 学力向上を図る。

   大学等への進学を希望する高等学校の生徒の進路希望

  の実現を図るため、モデル校を対象に同一校について3か

  年継続して事業を展開し、県立高等学校生徒の学力向上

  及び大学進学を推進した。

(4) 教職員の資質の向上と学校管理運営の充実

 1) 現職教育の充実

  ア 校内における研修体制の改善・充実を図った。

  イ 研修会、講習会等への積極的参加を促進し、指導力

   の向上を図った。

  ウ 自己研修の充実により、教職員の能力が効果的に発

   揮されるように努めた。

 2) 学校管理運営の適正化

  ア 適正な学校運営の努力目標を定め、その到達度を客

   観点に評価できるように努めた。

  イ 管理者が学校管理運営について積極的に指導助言を

   行うよう努めた。

  ウ 諸表簿の整理と保管、設備・備品の管理と活用につ

   いては、適正に行われるように努めた。

  エ 学校事務の責任分担を明確にし、正確、敏速、円滑

   に処理するように努めた。

  オ 各種調査報告について、厳正、的確に作成し、期限

   の厳守に努めた。

 3) 勤務体制の確立

  ア 教職員の勤務内容を明確にし、その実績について客

   観的に評価できるようにした。

  イ 最終退勤者と宿直代行員は、出退勤時に学校管理状

   況の引継ぎを確実に行うよう指導した。

 4) 使命感の高揚

  ア 教育公務員としての使命感に徹し、規律と責任ある

   態勢を整え、教育能率の向上に努めた。

  イ 教育公務員としての立場を自覚し、いっそう事故防

   止に努め、社会的信用を失墜することのないようにし

   た。

  ウ 絶えず自己研修に努め、豊かな知性を養い、指導力

   を高め、職責を十分果たせるようにした。

(5) 教育環境の整備充実

 1) 学習環境め整備充実

  ア 環境整備については、方針を確立し、年次計画によ

   る充実を図った。

  イ 学習環境を整備し、学習意欲の高揚を図った。

  ウ 施設・設備の管理と運営の適正化を図った。

 2) 学校事故防止の徹底

  ア 安全教育の計画的実施と、事故防止を配慮した環境

   の整備改善に努めた。

  イ 学校事故、教職員事故の防止については、適切な対

   策を講じ、事故の絶無を期した。

  ウ 指導・管理の充実を図るため、関係機関、団体等と

   の連携を密にして協力態勢の確立に努めた。

(6) 公立高等学校入学者選抜

 1) 基本方針

   平成7年度福島県公立高等学校入学者選抜における基

  本方針

  ア 一般選抜

    入学者の選抜は、中学校長から提出された調査書、

   選抜のための学力検査の成績及び面接の結果を資料と

   して、各高等学校、学科等の特色に配慮しつつ、その

   教育を受けるに足る能力・適性等を総合的に判定して

   行うこととする。

   1. 中学校においては、調査書を厳正公平に作成する。

   2. 高等学校においては、調査書を十分に尊重する。

   3. 学力検査問題の出題は、中学校学習指導要領に基

    づき適正なものとする。

   4. 学力検査の実施教科は、国語、社会、数学、理科、

    外国語(英語)の5教科とする。

   5. 選抜に当たって面接を実施する。


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