教育年報1994年(H6)-212/231page
家族との交流が一層深まるよう、研修内容に改善を加え
魅力のあるつどいにしていきたい。
「少年のつどい」のうちの「自然に鍛えるつどい」は
昨年度から葉書での参加申込みに切り替え、地域や学年、
男女のバランスを考慮して参加者を決定した結果、つど
いのねらいを十分達成することができた。また、「たく
ましく生きる少年のつどい」は、今年度から青少年自然
体験活動推進事業として5回11日間に渡って実施した。
参加者は、自然の中での集団生活や野外活動、農業体験
などを通して友と交流することや自然とふれ合う楽しさ
を知り、回を重ねるごとに集団への適応力を高めること
ができた。
「休業土曜日の主催事業」は、参加意欲を喚起する事
業名を考え、各回の内容に工夫を加えながら7回実施し
た。各回とも、事業の趣旨にそった成果を得ることがで
きたが、更に充実した魅力のある事業となるよう努力し
ていきたい。
2) 事業の成果や今後の課題把握については、事業実施後
に参加者からのアンケートや追跡調者等を行い、次年度
事業の企画・運営に生かすようにしてきた。
(5) 広報活動の強化
利用案内や主催事業募集案内などの情報が、いつでも、
どこでも、誰もが接することができるように、特に公共放
送での情報提供にも力を入れ啓蒙を図った。
(6) 現職教育の充実
利用し易く、充足感の得られる社会教育施設とするため
に、常に利用状況から問題点を明らかにし、主体的研修推
進の手だてについて研修を深めてきた。
また、今年度から青少年自然体験活動推進事業として本
格的実施となった「たくましく生きる少年のつどい」は、
関係諸機関との連携を密にし、所員全員が研修を積み重ね
共通理解を図りながらねらいに即した事業推進に努めた。
(7) 安全管理の徹底
定期的な施設点検、安全点検を行い、潜在危険箇所の早
期発見と処理に努めた。
また、春・秋2回の避難訓練は、入所団体の協力を得、
関係機関の指導を仰いで本格的に実施した。
3 職 員 組 織
職名 所長 次長 主事
副主査主任運転手
兼用務員主任
指導主事指導主事 社会教育
主事計 人員 1 1 各1 1 1 3 1 10
第2節 施設・設備の概要
1 所 在 地
郡山市逢瀬町多田野字中丸山46番地
2 宿 泊 定 員
○ 本 館 166名(14部屋 講師室1)
○ ロッジ 180名(9棟)
○ テント 240名(40張)
3 敷 地 面 積
約237,587.59m2
4 建 物 面 積
延床面積 3,806,08m2
本館(管理棟・宿泊室・研修室・浴室)、体育館、
食堂、総合活動館、野外活動センター、ロッジ等
5 設備備品等
野外活動設備(サーキット設備、アーチェリー場、
SOLコース等)、天体望遠鏡、運動及び野外活動用
具、視聴覚機器等
第3節 利用状況
郡山少年自然の家を利用できる団体は、次のように大別さ
れる。
(1) 小学校、中学校、養護学校の児童生徒及び引率者
(2) 少年団体等の構成員及び引率者
(3) その他、所長が適当であると認めた団体
本年度の利用団体数は、208団体、利用者数は、実利用
者が13,044人、延31,475人である。
なお、利用状況の詳細は、次のとおりである。